2013年11月8日金曜日

裸足の大学の英文日本語訳と感想

Bunker Roy: Learning from a barefoot movement
バンカー・ロイ:「裸足の大学」から学べること
http://www.ted.com/talks/bunker_roy.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/bunker_roy

【キーワード抜粋】
・私は貧しい人々が持つ 卓越した知識や能力を 身を持って知りました

・貧しい人々が大切にしていることを 取り入れる大学

・インドで唯一 博士号や修士号を持つ人は 入ることができない大学
 裸足の大学に入れるのは 役立たずや失敗者 脱落者といった人たち

・コミュニティに役立つ技能を持つことを示し
 コミュニティに奉仕しなければなりません

・プロフェッショナルとは 能力と自信そして信念を 兼ね備えた人

・契約書はありません。20年間いることもできますし 明日去ることもできる

・ここは物事を試し アイデアを生み出すための場

・教師が学び手になり 学び手が教師になる 唯一の大学

・修了証を発行しない唯一の大学

・読み書きができない 12人の裸足の大工が 1平方フィートあたり1.5ドルで建てた

・裸足の大学は 完全に太陽で電気を起こす唯一の大学

・パネルを設置したのが 8年間の初等教育しか受けていない ヒンドゥー教の僧侶
 私が知る中で 世界の誰よりも 太陽光発電のことをよく知っている

・私たちは屋根から雨水を集めています
 無駄にされる水はほとんどありません

・世界で最善の コミュニケーション方法は女性に話すこと

・3人の女性がアフガニスタンの村で 太陽光発電を始めた。
 この女性は 55歳 並外れたお婆さん

・私が伝えたいのは 解決策を外に求める必要はないということ
 どんな場所でも 身近な人が解決策を持っている。

・はじめに彼らはあなたを無視し  次に笑い
 
・5年ごとに 選挙を行います。今の総理は12歳です 。
 朝は20匹の山羊を世話していますが夜には総理大臣になります。

・「はじめに彼らはあなたを無視し 、次に笑い
 そして戦いを挑んできます、そしてあなたは勝利します」
 人形を使ってやり取りをする

・太陽光で村に電気を起こすという この分散型でわかりやすい取り組みを
 ラダックからブータンとの国境まで インド各地で行ってきました


【感想】
この大学の素晴らしいところは、実際に活用できるスキルを教えてそれを実践しているところでしょう。
知識は知っているだけでなく誰かの役にたって初めて効果をなすものだと思う。

あとはチャレンジ精神。
読み書きができない、基礎教育を受けていないと聞けば
普通なら何か大きな役割を任せようとは思わないのが普通でしょう。
でも、見た目や肩書きだけで判断するのではなく
実際にやらせてみて、実践していけばなんとかなるのである。
必要な知識はわからないときにその都度学習すればなんとでもなる。
やる前から無理と判断してしまえばずっとできないままである。

日本の大学の場合、大学卒業が目的となっている。
単位を取って卒業されすればいい。
大学で高度な学問、知識を学んでいるというのに
それを実験、実施して他の人に役に立てるような機会に
なかなか巡り合わないのが現実でしょう。

ここでプロフェショナルとは能力と自信そして信念を 兼ね備えた人間とあります。
知識だけもっているだけでは~できる能力とは言いにくい。
また知識を活かして成功した経験がなければ自信がつかない。
興味をもち継続した体験をしなければ信念も生まれない。

今の大学は学者を育てる構造になっていると誰かが言っていましたが
プロフェッショナルを育てる構造にはなっていないということでしょう。
小難しい学問は苦手でも、実践形式で太陽光パネル設置するのには
興味が持てる人もいると思います。
そういったプロの卵の人を育てる裸足の大学が必要だと感じました。

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