2013年11月13日水曜日

教育に革命を!の英文日本語訳と感想

Sir Ken Robinson: Bring on the learning revolution!
ケン・ロビンソン卿:教育に革命を!
http://www.ted.com/talks/sir_ken_robinson_bring_on_the_revolution.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/sir_ken_robinson_bring_on_the_revolution

【キーワード抜粋】
・環境の危機はもう一つある。人の環境の問題

・私達は自分の才能を うまく生かせていません
 大多数の人は人生において 自分の才能が何なのかわからず
 そもそも才能があるとも思っていません

・自分の仕事を 楽しめない人が大勢います
 を黙々と 耐えて生きるだけ。仕事から喜びを見いだすことはありません

・一方で 仕事が大好きで 他のことをするなんて考えられない人もいる
 実際は このような生き方の人は少数派

・大きな原因の一つは 教育にある

・教育はある面で多くの人を その持って生まれた才能から 引き離すものだから
 人の才能は天然資源と同じで 深い場所に埋もれている

・才能が現れ出る状況を作る必要がある

・教育の「進化」ではなく 教育の「革命」

・大きな問題になるのは 「常識」という  とてつもなく強い力

・教育においても 私達には囚われていることがある

・スタートして規定のコースを走り すべて正しくやればあとの人生は安泰という考え
 しかし、人生は一本道ではなく もっと絡み合っているもの

・自分の才能を追求する中で 成長の助けとなる周囲のものと 共生的に生きている

・教育の最大の山場は 大学に入ることだと思っている

・重要な課題は 能力と知性についての私達の考え方を 再構築すること
 一本道という考え方に問題がある

・もう一つの問題は画一性

・ファーストフードが私達の肉体を蝕むように 教育が私達の精神と活力を蝕んでいる

・一つは 人間の才能は途方もなく多様性に満ちている

・情熱が大切。精神と活力をたぎらせるものが大事。

・多くの人が教育を見限るのは 教育が心の糧にならないから

・教育を 工業的 製造業的モデルから 脱却させる必要がある

・人がその才能を花開かせるのは 機械的で自動的なプロセスではなく 「有機的」なプロセス
 人の成長の結果を予言することなどできない

・個々の状況や 実態に合わせて 教育を個別化することが大切

・教育は 工業的なモデルから 農業的なモデルへと変わらねばならない

・毎日 世界中で 子供たちが私達の足下に夢を広げている
 私達はその上を優しく歩まねばならない。


【感想】
現在の教育の主流である大学へ入学するためだけの教育方法の問題点を指摘して
その改革をするべきであると、またその将来像を述べている動画です。
重要なキーワードが多いと感じました。

とりあえず大学まで無難に進学し進路を決定しようとしている人が
専門スキルや実績を求められてなかなかうまく事がすすまない。
とりあえず熱心に多くの有名企業の面接を受けて企業に就職した人が
なぜこの仕事を選択したのか自問自答している。
時代の変化からそういった人が増えているのではないでしょうか?
そういった悩みをもった人にはこの教育に関する動画には
共感できるものがあると思います。

今の教育は、大学に進学するためだけの教育システムになっている。
主要5教科、副教科的なものも含めましょうか。
それでもせいぜい10程度の科目でしょう。
多様化した現在では、人の能力をこの少ない科目で完全には評価できない。
そして、現在に求められてきているのはそれ以外の能力であるということ。

あと、大昔は英語の科目なんてなかったですが
今は小学生からあるみたいですね。ただ、それでも遅いくらいだと思います。
いまはネットで海外といつでもコミュニケーションが取れる時代です。
海外との交流はビジネスや趣味、生活の中にまで普通に行われるようになる。
その際に、大学進出の為だけの英語力では不足だと思います。

この動画でてきたキーワードの中でさらに重要と感じた言葉について
「人間の才能は途方もなく多様性に満ちている」
「個々の状況や 実態に合わせて 教育を個別化することが大切」
この二つが今後の教育の改革の中に取りいれていくべき内容でしょう。
それは非常に難しいものだと思います。新しいパラメータを作る必要があるかもしれません。
人間性?情熱?集中力?協調性?など。もっとあるかもしれません。

最近よくコミュニケーション能力というのが言われますが
それもひとつの教育の対象となる項目でしょう。
しかし、だからといって人は教育すべきである。
コミュニケーション能力は高くないといけないといったものでもありません。
改革していくのは難しいと思いますが、今後こういった運動は必要となってくるでしょう。

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