2013年9月13日金曜日

成功者だけが知る、8つの秘密!の英文日本語訳と感想

Shawn Achor: The happy secret to better work
リチャード・セント・ジョン成功者だけが知る、8つの秘密!
http://www.ted.com/talks/richard_st_john_s_8_secrets_of_success.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/richard_st_john_s_8_secrets_of_success

【キーワード抜粋】
・「熱意こそ私の原動力」
 好きだからやっている。 お金が目的ではない
  熱意に従えば お金は後からついてくる

・全力でやる、働く
「全力でやろう。 簡単な事など無いが やっていてとても楽しい」
 彼らは仕事中毒ではなく 仕事オタクです。

・特技を 持とう 
 近道はない。 単に 練習!


・「すべき事は 1つの事に集中することだ」

・「自分を後押ししよう。 物理的にも 精神的にも 押す!押す!押す!」
  恥や自信の無さは 押し出そう!

・役に立とう!
 自分の役に立つというのは無理だから 他人の役に立つ何かを与えましょう。

・「世界初のパソコンソフト会社を創りたいと思った」
 発想力を身に付けるのに近道などありません。
 基本をやり続けるのみです。

・「貫徹することで私たちは成功できた」
 失敗してもやり通す。
 「向かい風」とは 批判 無視 馬鹿 プレッシャー!

・もっともな答えは シンプル! 4000ドル払ってTEDに来よう!

【感想】
8つの成功の秘密まとめ
1.熱意 passion
2.全力 work
3.特技 Good
4.集中 focus
5.前進 push
6.貢献 serve
7.発想 idea
8.一貫 persist

自分なりに8つをシンプルにまとめてみました。
この動画では、TEDの出演者は成功者が多いという点から
TEDの講演の発言から成功のキーをまとめて説明したものです。
どの8つもよくある自己啓発の言葉です。

1つの文章にまとめてみると

「熱意を注げる何かを見つけて
 自分の特技を磨き、それを活かしつつ
 他の人の役に立つアイデアを考えて
 全力で集中して取り組み
 めげずに自信を持って前に進み
 それを貫く 」

ということでしょうか?
8つのキーワードはそれぞれが強く関係していて
この中でひとつ選ぶとしたら「一貫」でしょうか。
もっと広い意味の言葉では「継続」が一番合ってると思います。

一貫する、継続すると
熱意や、集中力といったものが生まれ
自信もつき、特技や、発想も身に着けることが出来ると思います。
結果がでれば、多くの人に貢献できます。

「継続」、これが自分なりにこの動画から解釈したまとめです。

2013年9月12日木曜日

幸福と成功の意外な関係の英文日本語訳と感想

Shawn Achor: The happy secret to better work
ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」
http://www.ted.com/talks/shawn_achor_the_happy_secret_to_better_work.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/shawn_achor_the_happy_secret_to_better_work

【キーワード抜粋】
・精神医のビジネスモデルは
  1つの問題を抱えて診療を受けに来た人に
  問題を10個抱えていると自覚させ 繰り返し通院させること

・ポジティブな異常値を消してしまうのはなく
  積極的に なぜかと問うべき

・ニュースを見ていると
  その大半は ポジティブでなく ネガティブなもの
  多くは殺人や汚職や病気や自然災害といった話
 脳は 現実はネガティブなこと ばかりだと思い込む

・脳が世界を見るレンズによって 私たちの現実は形作られる
 そのレンズを変えれば自分の幸福を変えられるばかりでなく
 あらゆる学習や仕事の結果を変えることもできる

・長期的な幸福について予想できるのは10%くらい
 あとの90%は周囲の環境ではなく
 脳が周囲の環境をどう処理するかに かかっている


・幸福と成功の法則を変えられれば 私たちにできることが変わり
 現実を変えることもできる

・仕事での成功について IQによって予測できるのは25%だけで
 残りの75%は 楽観の度合いや 周りからのサポート
 ストレスを脅威ではなく挑戦と受け取る能力にかかっている

・健康になるためには、幸福と成功の法則を反転させる必要がある

・「一生懸命がんばれば成功できる 成功すれば幸せになれる」というもの。
 多くの人の子育てや マネジメント法 動機付け方法の基礎になっているが、
 科学的に間違っており 逆だということ
 
・成功するたびに脳がするのは 成功の定義を再設定するということ

・幸せが成功の向こう側にあるのなら脳はいつまでもたどり着けません

・現状へのポジティブさの度合いを引き上げられれば
 その人の脳は「幸福優位性」を発揮し始める

・ポジティブな脳は ネガティブな脳や ストレス下の脳よりも ずっと良く機能する
 知能が上がり、創造性が高まり、活力が増大、あらゆる仕事上の結果が 改善される


・ポジティブな状態の脳は ネガティブな状態の脳より31%生産性が高くなる
 販売で37%成績が上がる、 医者は19%早く正確に 診断する。

・ポジティブなときに脳で増加するドーパミンには 2つの役割があり
 幸福感を引き起こすだけでなく あらゆる学習機能をオンにして
 世界に対して違ったやり方で適応できる
 
・脳がよりポジティブになるよう 訓練する方法
 ほんの2分半でできることを21日続けるだけ
 ありがたく思うことを毎日新たに 3つ書くというのを21日間続けること
 ポジティブなものをまず見つけようとするパターンが身につく

・運動は行動が大切であることを脳に教える
 
・瞑想は 私たちが複数のタスクを同時にしようとして陥る 文化的なADHDを克服して
 手元にある1つのタスクに集中できるようにします


・幸福と成功の法則を反転させ ポジティブな波紋を広げるだけでなく
 本当の革命を生み出すことができる

【感想】
ポジティブシンキングの重要を理解することができます。

ニュースの大半はネガティブなものが多いということ
気持ちが落ち込み、世の中に失望し、前に進もうという意欲を失わせる

幸せになるためには一生懸命頑張って成功しなければならないという常識。
これは、成功しなければ不幸になる。成功しないのは努力がたらない。
とネガティブに考えてしまう。自分を責めすぎる原因になる。
ネガティブな思考は、悪循環を生み、人を幸せにはしない。
もっと楽観的に考えることも教えなければならない。

ポジティブな脳は、あらゆる能力をフルに発揮できる。
あれも駄目、これも駄目、悪い点を見つけるのは上手で
人の長所は見ることができないなら
周囲はネガティブ脳へ変わり、能力を発揮できず、成功できず、幸せにもなれない。
人の短所を責めるのではなく、長所を活かすようにするべきですね。


この動画で重要な習慣は3つ
・ポジティブ思考
・運動
・瞑想

ここでは入り口の解説しかしていませんが
これら3つをもっと詳しく調べて多くの人が理解することで
能力を発揮して成功し、お互いが幸せになることに
繋がるような気がしますね。

内向的な人が秘めている力の英文日本語訳と感想

Susan Cain: The power of introverts
スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」
http://www.ted.com/talks/susan_cain_the_power_of_introverts.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/susan_cain_the_power_of_introverts

【キーワード抜粋】
・自己否定的な選択を   ほとんど反射的にしていて
  本人にとって損なことですが 同時に同僚や コミュニティにとっても損失、
 世界にとっても損失

・クリエイティビティやリーダーシップという面で
  内向的な人に実力を発揮してもらう必要がある

・全人口の 3分の1から 2分の1は 内向的

・内向的な人は、社会に深く根ざした 現実の偏向によって不利を被っている

・内向的な人はもっと静かで 目立たない環境にいる方がやる気になり
 生き生きとして能力を発揮できる

・みんなが 持てる才能を 最大限に発揮できるようにする鍵は
 その人に合った刺激の中に 身を置く

・重要な組織である 学校や職場が外向的な人向けに作られており
 外向的な人に合った刺激に満ちている

・創造性や生産性はもっぱら 何か社交的な場から生まれるのだと考えられている

・思考力を単独飛行させて挑むべき 数学や作文でさえ
 子どもたちは委員会のように振る舞うことを期待されいる

・単独行動したり 1人で作業するのが好きな子は
 はみ出し者とか さらには 悪くすると 問題児と見られてしまう。

・教師のほとんどは 理想的な生徒は内向的でなく 外向的なものだと思っている。
 実際には内向的な方が成績が良く 知識があるにも関わらず・・・

・多くの人が壁のない開放的なオフィスで 仕事をしている

・リーダーシップが必要な役職からは、内向的な人はいつも除外される
 内向的な人は注意深く 危険すぎるリスクは避けるという長所があるのに

・内向的なリーダーは外向的なリーダーよりも
 良い結果を生むことが多い

・内向的なリーダーは 積極的なメンバーが
 アイデアを出して活躍できるようにさせる

・外向的なリーダーは 気づかぬうちに 何でも自分で仕切ることに
 夢中になって 他の人のアイデアがなかなか 活かされないようにしてしまう

・社会として両者をもっとうまくバランスさせる必要がある
  陰と陽のように両方必要

・孤独が得てして創造性の 重要な要素になっている

・グループの中にいると 他の人の意見を 無意識にまねるようになってしまう

・グループというのは その場の支配的ないしは カリスマ的な人の意見に従うもの

・優れた話し手であることと アイデアが優れていることの間に相関なんて 全くない

・みんな1人になって 集団の力学による歪みを受けずに
 自分独自のアイデアを考え出して それから集まって
 ほどよく調整された環境で話し合う方が ずっと良い

・知らない人の集団の中で 自分の能力を 示さなければならなくなり
 必然的に 魅力やカリスマ性のような資質が 突然重要になった

・内向的な人がもっと自分に合ったやり方でできるようにすれば
 彼らがそういう問題に独自の解決法を考え出してくれる可能性が高くなる

・1番目 絶えずグループ作業するなんて狂ったことはやめましょう
 職場にはもっとプライバシーが もっと自由が もっと自律性が必要
 学校では、独りで作業する方法も教える必要がある

・2番目 荒野へ行きましょう
  気を散らすものから離れ 自分の思索に耽る時間を もう少し増やしましょう

・3番目 自分のスーツケースの中身をよく見て なぜそれを入れたのか考えてみましょう
 様々な機会にそれを取り出して自分のエネルギーと喜びを他の人にも分け与えてください

・世界はあなたと あなたが持っているものを必要としています


【感想】
重要だと感じた言葉がたくさんあったのでキーワードを拾いすぎた感があります。
自分はどちらかというと内向的であるので共感した部分が多かったのでしょう。

行動するまえに思考する。そして行動した後も再度思考する。
性格的にはこんな感じでした。
周りからはボーっとして思いにふけってるように見えたでしょう。

スポーツができるかどうかは見た目で判断されることが多い
スポーツが出来る子といえば、明るく、クラスのリーダー的存在というイメージ。
しかし、内向的な人間にとってもスポーツは好きな場合もあり
出来るまで1人で黙々と練習したり、思考したりするのが好きなものです。
磨き上げた技を披露すると、ありえないという表情で驚くのです。
スポーツができる人間は明るく活発に振舞わないといけない
まるでそう決められているようだ。

ここで今の現代にとってもっとも重要だと感じる言葉は
内向的な人はもっと静かで 目立たない環境にいる方がやる気になり
生き生きとして能力を発揮できるということ
この性質を理解していない人が多いと思います。
特に指導者が外向的な性格の場合
内向的な性格の人間に外向的になるように指導するでしょう。
それでは彼らの長所は活きない。

外向的な人間ほど、周りへアピールし影響を与えやすいので
会社では出世しやすくリーダーへと抜擢されやすいものです。
しかし、そこで内向的な人間とのギャップ、ミスマッチが生じやすい。
その状況に思い当たるのなら、お互いにこの動画が主張することを
理解する必要があるでしょう。

全ては思い込みを直すことだと思います。
見た目だけで判断しないこと。
彼らが何を考え、何をしようとしているのか。
考えることを強制的に止めさせてはいけない。
アピールが足らないと言ってはいけない。
無表情であっても何も考えていないといってはいけない。
etc...(たくさんありすぎて)

2013年9月4日水曜日

数学手品の英文日本語訳と感想

Arthur Benjamin: A performance of "Mathemagic"
アーサー・ベンジャミンが行う「数学手品」
http://www.ted.com/talks/arthur_benjamin_does_mathemagic.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/arthur_benjamin_does_mathemagic

【キーワード抜粋】
・数学と手品に対する愛情を組み合わせて 「数学手品」と呼んでいる

・2桁の数の 二乗を 彼らの電卓よりも早く出すというもの

・3桁の数の二乗に挑戦、4桁の数の二乗に挑戦

・5桁の数字を二乗 この問題をどうやって 攻略するか説明させて下さい

・分裂、分裂、OK、最後、683の二乗 700×666


【感想】
数学の暗算で魅せるという斬新なショーです。
電卓よりも素早く計算する様はマジックです。
最後に5桁の暗算をやるのですが
彼が、マジックの種を知っているというだけでなく
相当な訓練をしていることが分かると思います。

確かに、常人離れした暗算を見せてくれるのですが
その暗算をマジックショーとしてお客さんを楽しませる為の
話の組み立てや、演技、しぐさが多く見られます。

調べてみると難しそうに見える乗算、掛け算にも
簡単に計算できる手法、コツがあるようです。
しかし、それを知ったとしても計算が多少楽になる程度です。
それをマジックショーとしてみせるには
相当な暗算能力と訓練が必要でしょう。

特に2桁の2乗の計算で魅せた場面のように
数字を聞いた瞬間に答えを書き出すような様を見ていると
数字を丸暗記するくらい練習したのではないでしょうか?

TEDらしくなく、技術や学問とはちょっと離れますが
最後の5桁の2乗の暗算の一部始終は、見て損はないと思います。
まさに見る価値のある数学のマジックショーですね。

2013年9月3日火曜日

私たちが幸せを感じる理由の英文日本語訳と感想

Dan Gilbert: The surprising science of happiness
ダン?ギルバート:「私たちが幸せを感じる理由」
http://www.ted.com/talks/dan_gilbert_asks_why_are_we_happy.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/dan_gilbert_asks_why_are_we_happy

【キーワード抜粋】
・前頭葉皮質には多くの役目がある 一番重要な役目は 疑似体験をすること

・脚の機能が失われた1年後と宝くじを当てた1年後とでは
 宝くじの当選者と下半身麻痺の患者は 人生において同等の幸福を感じている

・衝撃偏向と呼ばれるもので 疑似体験の働きを悪くする傾向のこと
 疑似体験の中では結果の違いが 実際以上に大きいと思ってしまう

・本人は私たちが思うほど衝撃を受けていなければ感情的にもなっていない

・ 幸せは作り出すことができる

・人類には心理的な免疫システムのようなものがある
 自分が属する世界をより良いものに感じられるように世界の見え方を変えてくれる

・幸せは作り出すものなのに、見つけるものだと考えてしまう

・人工的幸福はいわゆる 自然発生的幸福ほど価値がないと考えてしまう

・自然発生的幸福とは欲したものが手に入ること
 人工的幸福とは欲したものが手に入らなかったときに自ら作り出す幸福

・社会では人工的幸福は 二流の幸福であるという強い信念が横行している
 それは、同等の幸福を感じるならば 経済のエンジンは回らなくなってしまう

・人工的幸福はその細部にわたるまで
 自分がまさに望んでいるものを手にするという幸せと 同じくらい リアルであり 長続きするもの

・心理的免疫システム、つまり幸福を作り出す能力は 私たち全てに備わっている

・意思の決定や 変更における選択の自由は、人工的幸福にとっては敵

・心理的免疫システムは私たちが 袋小路に入り込んだときに最も効果的に働く

・交換可能な条件は 人工的幸福と相性が悪い

・物事の善し悪しなんて本当は存在しない 我々の思考がそのように見せるだけだ

・人類の生活における苦悩や無秩序の多くは
 永続的状況とそれ以外の状況との差異を 過大評価しているところに帰依するようだ

・どれも、慎重さや公平さの規律を犯すまでの 情熱をもってして 追い求める価値はない

・選択が異なる未来の差異を過大評価することによって
 強引で拙速なものになると、リスクが生じる

・望みは制限なしだと、我々は嘘をつき人を騙しものを盗み
 他人を傷つけ 本当に価値のあるものを犠牲にする

・同時に恐怖が限られたものであるなら
 我々は用心深く慎重で分別をもって行動できる

・私たちの願望や心配は
 自らの内で作り出されるために どちらも大げさなものとなり
 その結果 何かを選んだ後も常に別の何かを探し求めている


【感想】
重要な点は、人は幸せを自分の中で作り出すことができる。
幸せには2種類あり、自然的幸福(ほしいものが手に入る)と
人工的幸福(無理やり幸せを感じるもの)がある。
その二つの幸せには感じ方に違いはないということである。

本当に幸せを作りだせるのかとう点は
記憶健忘症の人たちへの絵画の実験が参考になりますね。
嫌いなものでも長年もつと愛着が沸くのに似てるのでしょうか。
それは幸せと無理やり言わされているのではなく
本当に幸せであると感じているということです。

ではなぜ人は不幸と感じるのだろうか。
欲しいものが手に入らない。
しかも、なぜか幸せを作り出すことができない。
先の動画では自由や選択があると人工的幸福が作りにくいと言っている。
日本人が豊かなのに不幸に感じるのと関係あるのではないか。

あーしとけばよかった、もっと勉強しておけばよかったなど。
これが人工的幸福の作成を邪魔するものだ。
つまり、多くの日本人がある程度の自由、選択の中で
正しい道を選ぶことができなかったということかもしれない。
そう感じるのは、幸せの解釈の仕方が間違っているということでしょう。
幸せの未来という形が決まっており、それが常識となっている。
それから外れたものは不幸しか待っていない。
そういった認識が頭にあるからだと思う。
人工的幸福のことをもっと多くの人が知らなければいけないし
子供の頃からそういった教育をしていくべきだろう。