2013年7月4日木曜日

良いアイデアはどこで生まれる?の英文日本語訳と感想

スティーブン ジョンソン: 良いアイデアはどこで生まれる?
http://www.ted.com/talks/steven_johnson_where_good_ideas_come_from.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/where-good-ideas-come-from

【キーワード抜粋】
・脳内で協調を取りながら伝達し合うニューロンの 新しいネットワークが 新しいアイデア
・ネットワーク構造は 脳内のネットワーク構造と 似通っている

・私たちは人からアイデアをもらい新しい形態に縫合して 新しいアイデアを生み出す

・より革新的な組織を作りたいなら居酒屋のような空間を作りそれをオフィスにしたほうがいい

・重要な飛躍的アイデアのほとんどは 研究室の顕微鏡を前に一人で思いつくのではなく毎週開かれる研究室の会議で生まれていた
 こういった環境を 「流動的ネットワーク」

・会議では 全員で最新データや成果(失敗、エラー、 観測信号に含まれるノイズ)を持ち寄り
 さまざまなアイデアが集結し 立場や興味を異にする人たちが集まり 互いに意見を交える

・重要なアイデアの多くにとても長い熟成期間がある
 実際には 素晴らしいアイデアは ときに何十年も 心の奥でくすぶっている

・グーグルのようないくつかの企業では 革新を生むために20%の時間を割いている

・自分の予感を 他者の予感に結合させることも重要

・半分ずつアイデアをもつ二人が適切な環境で出会うと足し算以上の結果が生まれる

・特許のようにアイデアを価値を保護するのも大事だがアイデアの結合も重要視しなければならない

・オープンイノベーションという体系の持つ 素晴らしく 思いがけない 創発的で 予測不可能な力について学ぶこと
 正しく構築すれば構築者すら予期しなかった 全く新しい方向に導いてくれる

【感想】
アイデア、発明といえば、1人の天才が成し遂げた功績と思いがちだけど
確かにそういったものもあるだろうけど、周りの環境、人の影響が大きいと思う
1人の力では限界である。という消極的な言葉は使いたくないけど
多数でアイデアを出し合っていい所取りをしたほうが、洗練されるのは想像できる。

質ではなく数、どれだけのパターン、流動的ネットワーク?の領域を広くできるか?
その為には多くのアイデアをとにかく創出することが重要になってくるのだろう。

形式的な会議だと
できるだけ自分の落ち度を作るような発言は控えようとして
当たり障りのないアイデアや発言になってしまう。
多くの日本の企業はそうではないか?
だから会議は時間の無駄という考えができてしまうし
実際多くは無駄に終わっているのだろう。
会議に参加するという体質ができていない。

発言するには知識が十分にあり
みんなに発言できる立場?にあり、資格?があり
誰かしらに矛盾点を指摘されるような内容ならむしろ発言しないほうが得策。
そう考えると、自分が思っていても、答えがわかっていても挙手できない人が多数ではないか?

英語の外国人教師の授業では、リピートアフターミーと言った後
40人いてもぼそぼそとしか聞こる程度の声しか出さす、文化の違いに呆れたリアクションを取る。
そして休み時間になると大きな声ではしゃいで
英語の読み書きのテストではそれなりの点数をとる。

ネットワークといえば、インターネットのいわゆるソーシャルネットワークが流行りだけど
一企業の少数の専門家のグループのアイデアは
ソーシャル的な膨大なアイデア、発想の融合に負けていくのではないか?
全人類が広大なネットワークを構築しアイデアを出し合い
信じられないくらいの速度で新しい技術、発明が生まれて
多くの人が望むような幸せで便利な世の中になったらいいのになあ


・関連
オープンイノベーションとは
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20100204/344174/

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