2013年11月25日月曜日

ゲームで築くより良い世界 の英文日本語訳と感想

ジェーン・マゴニガル 「ゲームで築くより良い世界」
Jane McGonigal: Gaming can make a better world
http://www.ted.com/talks/jane_mcgonigal_gaming_can_make_a_better_world.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/jane_mcgonigal_gaming_can_make_a_better_world

【キーワード抜粋】
・現実において世界を救うことを
 オンラインゲームの中で世界を救うのと
 同じくらい簡単にするということ

・私たちは オンラインゲームに 週30億時間 費やしている

・世界の危急な問題の解決には 週30億時間のゲームプレイでは不十分

・私たちが飢餓や 貧困や 気候変動や 国際紛争や 肥満といった 問題を解決しようと思うなら
 2020年までに オンラインゲームを 少なくとも週に210億時間 するようになる必要がある

・エピックウィンというのは 際立って良い結果のことで 達成するときまで
 それが可能だとさえ思ってなかったようなこと

・なぜゲームでは実生活よりうまくいくのか

・ゲームの世界にいるときに 最高のバージョンの自分が現れる

・すぐ手の届くところに協力者が 山ほどいる
 壮大なストーリーがある。自分の存在と行動に意味を与える物語。 

・ポジティブなフィードバックがある
 レベルアップとか 力+1 知性+1といったもの

・協力的オンライン環境の持つ問題は
 エピックウィンの間際にいる 満足感があまりに強いため 全ての時間を ゲームの世界で 費やすようになる

・平均的な若者は21歳までに オンラインゲームで1万時間を 費やす
 10,080時間というのは 小学5年から高校卒業まで 無欠席の場合に 学校で過ごす時間

・ひたむきに勉強を1万時間するなら それに関して名人になります

・「ゲーマーが上達させるのは正確にどういう面なのか?」

・次の10年でゲーマーが10億人増える

・楽観的即行は 問題にすぐ取り組みたいという欲求と
 成功の見込みは十分にあるという 信念が結び付いたもの

・ゲーマーはいつもエピックウィンは可能と思い
 いつだって すぐにチャレンジする価値がある信じている

・ゲーマーは緊密な「縦横のネットワーク」を作り上げる達人

・ゲームを一緒にした後は その相手のことを
 より好きになるという興味深い研究がある
 一緒にゲームすることは 絆と信頼と協力を生み出す

・人類は 難しく意味深い仕事をするよう 最適化されている
 適切な問題さえ与えられれば ゲーマーは常に熱心に働く人々

・ゲーマーは人類とか地球というスケールの物語における
 畏敬の念を起こさせるようなミッションに打ち込むのが好き

・ゲーマーというのは強い力を与えられた 希望に満ちた個人

・「我々が目の当たりにしているのは 仮想世界とオンラインゲーム環境への
  大移動であると言って差し支えない」

・私たちは現実の苦難を忘れるためにゲームを使っている


【感想】
現実世界の人類の危機となるような課題を
ゲームをすることによって解決していくという考えについて
説明している動画です。

説明の中でゲーマーの特性について語っています。
ゲーマーの良い面と悪い面の二つが存在するといっています。

悪い面においては
若者がオンラインゲームで21歳までに1万時間を費やしているということです。
これは、簡単にこの時間を何か役に立つことに使っていればという後悔を生むでしょう。
また、ゲームで得られる達成感が大きいため、現実世界において興味が薄れていく。
ゲームの世界のこと以外に興味がない、そういった考えになってしまうということ。

良い面においては
ゲーマーは、仮想世界の中ではチャレンジ精神が大きく、達成したいという強い欲求を持っている。
ゲーアーは、仮想世界の中でのネットワークを形成するのに長けており、協力関係を築ける
ゲーマーは、スケールが大きく、危機的な問題をストーリーに没頭して解決するのが好き

ネットワークゲームが当たり前となった世の中で
小さい頃から仮想世界に大量の時間を費やしているのが現実です。
そのパワーを現実世界の課題解決に移せないか?という取り組みは斬新だと思います。

たとえゲーム内であっても
探究心、集中力、課題解決力、協調性などなど
多くの能力を持ち、人間離れしたプレイをするゲーマーもいます。
そのパワーを活かせれば、確かに、たとえ困難な課題であっても
チャレンジして解決できるのではないかと思わせます。

今後、さらにゲーマーが増えるということで
こういった仮想世界のもの、もしくはインターネットの世界のものを
現実世界へと移すようなゲーム構成が期待されていくのではないでしょうか?

社会運動はどうやって起こすか の英文日本語訳と感想

Derek Sivers: How to start a movement
デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか」
http://www.ted.com/talks/derek_sivers_how_to_start_a_movement.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/derek_sivers_how_to_start_a_movement

【キーワード抜粋】
・最初のフォロワー(追随者)が重要な役割を担っている

・最初のフォロワーというのは 過小評価されていますが実はリーダーシップの一形態
 最初のフォロワーの存在が 1人のバカを リーダーへと変える

・集団というのはニュースになる

・新たなフォロワーたちは リーダーではなく フォロワーを真似る

・みんな集団に入ろうとします加わらない方がかえって バカにされるから

・全員がリーダーになるべきだと よく言いますが それは効果的ではない

・本当に運動を起こそうと思うなら ついて行く勇気を持ち  他の人達にも その方法を示すこと

【感想】
社会的な運動、ブームは形成される方法を説明している動画です。

ブームを作るうえでこの説明から3つのタイプの人間が存在すると推測できます。
・最初に始める人(リーダー)
・協力者(最初のフォロワー、初期のメンバー)
・フォロワー(流れに乗りたい人)

最初に始める人は、好奇心旺盛で思い切りがよくとりあえずやってみたいと思う人でしょう。
協力者は、同じ考えのメンバーを探しており、人の為に力を尽くせて思いやりのある人
フォロワーは、流行に敏感であまり理由にはこだわらずに参加してくれる人

と言う感じで分けられるのではないかと思います。
社会的な運動であれ、コミュニティーであれ、何か大きなことをしようとした場合
それぞれの役割が揃って初めて、周りに影響力をあたえる活動ができるということでしょう。

協力者というのはある程度の理由や共通の考えがないと集団に参加しない性格の人が多いでしょう。
こういったタイプはフォロワーにはなりきれない。
フォロワーも重要だと思います。

Photosynthを実演説明の英文日本語訳と感想

Blaise Aguera y Arcas: How PhotoSynth can connect the world's images
ブレイス・アグエラ・ヤルカス Photosynthを実演説明
http://www.ted.com/talks/blaise_aguera_y_arcas_demos_photosynth.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/blaise_aguera_y_arcas_demos_photosynth

【キーワード抜粋】
・Microsoft社にもっていった新テクノロジー
 膨大な量の ビジュアルデータを操作可能にする環境

・本物の印刷版の雑誌や新聞を読む 楽しい経験を与えてくれる

・新聞や雑誌というのは 本質的に多重スケールの メディア

・これによりポップアップなど 不必要なガラクタをなくせれば

・携帯電話のカメラから プロ用の一眼レフまでの 多数の写真を
 この環境でつなぎ合わせている

・データをあらゆる人から得ている

・全ての写真がリンクされることで 新たなものが現れる

・人々が利用するにつれ複雑に成長
 ユーザーが利用するにつれ利点が 大きくなる

・みんなの写真が作る仮想空間の中で
 様式やユーザーの垣根を超えた 社会的体験ができる

・世界中の誰でも全ての写真を共有し リンクできるようになる

・ウェブ上のテキストは その画像が何であるかについて多くの情報を持っている


【感想】
膨大な写真画像を関連させてつなぎあわす技術 Photosynthの説明動画です。

グーグルアースで地図上でマウスのホイールを回すと
拡大してさらに詳細な画像がズームイン、ズームアウトしながら見れる
といったものに使われている技術でしょうか。
また、実際に街で歩いたり車に乗ったりしているように
街の外観の写真をつなぎ合わせた奴もありますよね。アレでしょう。

この技術の素晴らしさは実際に動画で見たほうが早いですね。
なかなか文章では説明しにくいものがあります。

この技術の着眼点は
膨大なデータを扱うという点と
世界中で投稿されている写真をつなぎ合わせる点
この二つからさらに有効な情報を表現、取り出すという所ですね。

ネット上に日々画像や動画、文書などが投稿されます。
それらは人類が共同で蓄積して有効活用するための素材でもあります。
ネットが生まれたのは人類の歴史からみると極最近であり
今後、何十年、何百年とデータを蓄積していけば
人類にとってよりよい情報検索をできるようになり
それが人類の技術の進化を促進されるのではないかと思います。

100年前の画像、動画は希少なものですが、
1万年後の将来の人類は今の鮮明な画像、動画を見て
その時代の情報を知ることができるのでしょうね。
1万年分のデータと考えると検索するのにも一苦労しそうですが
その頃には検索スピードも何百倍となっているのでしょう。
ビッグデータを扱っていく技術は今後も重要な課題になりそうです。

嘘と真実とiPodのマジック の英文日本語訳と感想

Marco Tempest: The magic of truth and lies (and iPods)
マルコ・テンペスト「嘘と真実とiPodのマジック」
http://www.ted.com/talks/marco_tempest_the_magic_of_truth_and_lies_on_ipods.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/marco_tempest_the_magic_of_truth_and_lies_on_ipods

【キーワード抜粋】
・テクノロジーを使って イルージョンを生み出す

・マジシャンは唯一正直な職業
 欺くことを約束し その約束通りにする

・男性は 女性の倍も嘘をつくそうです

・古代中国の武将だった孫子は
 戦争はすべて嘘に基づいている と言っている。

・ギャンブル中毒者は 自己欺瞞の専門家

・嫌な体験はすぐに忘れてしまう
 私たちがこうも楽天的でいられる理由

・芸術は最大の欺きである
 芸術というのは 本物の感情を生み出す欺き
 真実を作り出す嘘


【感想】
iPodを使ったマジックを披露しながら嘘と真実、欺くことについて説明する動画です。

嘘をついたことがない人間はいないでしょう。
本当のことを隠そうとなにかしら嘘でカモフラージュしているはずです。
それは人との付き合いでも同じです。
しかし嘘であってもそれを喜んだり、楽しんだりすることができます。

ついていい嘘とついてはいけない嘘。
それを見分けることも一つ重要な処世術かもしれません。

子ども達に食の教育を の英文日本語訳と感想

Jamie Oliver: Teach every child about food
ジェイミー・オリバー 「子ども達に食の教育を」 (TED Prize授賞講演)
http://www.ted.com/talks/jamie_oliver.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/teach-every-child-about-food

【キーワード抜粋】
・18分お話している間に 4人のアメリカ人が 死ぬのです 食が原因

・人生の最良の部分へと 結び付ける 家庭の中心に 食の持つ力がある

・過去4世代の大人達が 子ども達に与えたもの それは 親よりも短い 寿命

・原因は私たちが子どもに 与えている食べ物

・食に関する病気が 今日のアメリカの 一番大きな死因

・現代的食生活になって 3世代目の彼女は 正しい食生活を知りません

・問題は 肥満や食生活系の病気は 当人を傷つけるだけでなく
 すべての友人や家族 兄弟姉妹に影響する

・過去30年において この国を損なう何があったか?
 それは現代的な生活様式

・ファストフードは国中を 乗っ取り
 加工食品で 添加物など余分な成分で いっぱい
 食事の量、食品表示も大きな問題

・砂糖だらけのモノを「低脂肪」と 宣伝する

・10%の医療費が 肥満に充てられそれが2倍になる

・小中学校で 子どもに食育を行うよう 定められていません

・1時間の授業2回で 子どもに学校で 食の教育を与えればいい

・この問題が違うのは 予防可能ということ

・食の大使を全てのスーパーに 配置するくらい やって欲しい

・子どものための新鮮で適切な食事の 基準が必要

・卒業までに 生きていく力になる レシピ10種を 覚えること

・1人ひとりの努力が 違いを生み出すということを 皆が自覚する

・アメリカがやれば 他の国々も続きます

【感想】
現代の子供は間違った食の教育をされており、それは子供の寿命を縮めている。
国や周りの人々がそれを意識して改善していかなければならないと説明している動画です。

死亡原因で一番大きいのが食に関すること。
とくに肥満はさまざまな成人病への引き金になります。
肥満につながる糖分、脂肪。また肥満がさらに運動不足を招きます。

これは子供のときもそうですが
子供のときはそれなりに周りが健康を考えて食事を与えられます。
その後、大人になると自分で食事を選ぶことができるようになります。
栄養バランスを考えないとファーストフードで
自分の好きなものばかりを摂取して栄養が偏りがちです。
これも食の教育、知識が不足しているためだと思います。

特に体調を崩した後にそれに気が付くことになります。
しかしその時にはすでに手遅れになっているケースもあります。

体というのは良く考えると不思議な仕組みをしています。
食べ物を摂取するだけで心臓が動き、脳が働き、体を動かすのです。
車にジュースを補給しても走りません。ガソリンが必要です。
でも人間はいろいろなものを選んで食べます。
適当に食べて正常な機能を保てるのでしょうか?
やはり必要な栄養素を摂取しなければいけないでしょう。

頭を使う仕事であれば知識、体を使う仕事であれば体力
どちらも大事でそれらをベースに考えがちです。
でも基本となるのはそれを維持するためのエネルギーの提供である食事です。
朝起きたら脳が記憶する部分のエネルギーが不足していて
昨日のことを忘れてしまっていたら恐ろしいと思いませんか?
我々はもっと食事に気を使わなければならない。

Wii リモコンHack の英文日本語訳と感想

Johnny Lee: Free or cheap Wii Remote hacks
メグ・ジェイ: ジョニー・リーが披露するWii リモコンHack
http://www.ted.com/talks/johnny_lee_demos_wii_remote_hacks.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/johnny_lee_demos_wii_remote_hacks

【キーワード抜粋】
・探求に実際に参加したり技術の恩恵を受けられるのはごく一部の人に限られる

・研究がエキサイティングになるのは
 技術に ずっと多くの人が 触れられるようにする簡単な方法を 見出したとき

・50 ドルほどのハードで 自分のホワイトボードが作れる

・ソフトウェアは私のWeb サイトに置いてあり 自由にダウンロードできる

・やりたいことの80% が1% のコストで 実現できる

・YouTube は 一個人が自分のアイデアを
 世界に広める方法やスピードを 根本的に変えました


【感想】
wiiリモコンを改造して対話的ホワイトボードや
画面ないの3D画像とリアルの動きを連動させる方法を説明する動画です。

こういった技術はおそらく他で研究されたり、実際に使われているのでしょうが
重要なのはそれをWiiリモコンから格安で改造できるという点です。
こういう点に着眼して実際にハックしてみるというチャレンジ精神が素晴らしいですね。

またこのアイデアを動画で拡散することで
新たなハックが作られ公開されていくという流れも
このような技術が評価される重要な点です。
この方も恐らく、他のハック関係の動画などを見つつ
実際にやってみたんだと思います。

昔なら、この人のアイデアは自分の身内だけで留まっていたかもしれません。
もう古いかもしれませんが、情報を共有、シェアする。
ネットの普及で人類の技術革新は爆発的に進んでいるのでしょうね。

30歳は昔の20歳ではありませんの英文日本語訳と感想

Meg Jay: Why 30 is not the new 20
メグ・ジェイ: 30歳は昔の20歳ではありません
http://www.ted.com/talks/meg_jay_why_30_is_not_the_new_20.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/meg_jay_why_30_is_not_the_new_20

【キーワード抜粋】
・ 結婚を考えるのは 結婚するような相手に会う前が 最適

・30歳が昔の20歳では 無い

・20代の若者全般が キャリアや家族 未来などについても
 こんな風に静観して過ごすのが 真の問題で重大な影響を及ぼしている

・20代が本当に重要

・人生を決めてしまうような 出来事の80%が 35歳までに起こる

・キャリアの最初の10年間が その後稼ぐであろう金額に 指数関数的に影響

・脳は 20代のうちに成人期に向けて
 配線し直されると同時に人生最後の二回目の成長をし ぐんと伸びて仕上がり

・性格についても 20代ほど 変化を見せる時期はありません

・20代は成人発達の重要な 期間

・文化として 私たちは成人期を形成する上で 最も重要な十年間を軽視してきた

・偉業を成し遂げるには 計画と焦りが必要

・人から切迫感と大志を奪うだけで 絶対に何も起こらない

・多くの物事を30代まで後回しにすると、30代でのプレッシャーは 巨大なものになる

・全てを30代の間にまとめて行うのは 単純に困難かつ多くのストレスが 伴う

・「アイデンティティ・キャピタルを築く」
 とは 自身の価値を高めるようなことを するという意味

・ 今こそが やってみたいと思っていた
 国際的な仕事やインターンシップや 起業などをすべき時

・新しい交際相手は 必ずと言っていい程 内輪のサークルの外にいる

・20代の半数は 無職か不完全雇用の状態

・ゆるい繋がりこそが 後者の集団に入る方法
 近所の人の上司に 接触することが 公募されない職に就く 手段

・仕事と同様に 恋愛に対しても 意識して行うべき

【感想】
20代のうちに覚えておいたほうがよいこと。20代で人生のほぼ大半が決まってしまう
ということについて説明している動画です。

現代の若者世代は、大学が当たり前になり、就職の枠も狭くなり
自分の価値を見出すことが重要になっています。

ここでキーポイントは
・若者の不完全雇用が多い状況である
・キャリアの初めの数年が将来の年収に大きく影響する
この二つでしょうか。

今の若者にとって厳しい時代であることは変わらず
また今が大事な時期であるということも事実であるということ。
仕事がないと、収入を得ることができない。
結婚もできず、子供も作りにくい。家のローンも組む時期も遅れる。
それが30代、40代へと大きな影響がでて、収入の違いとして出てくる。
そういうときだからこそしょうがないで済ますのではなく
意識して将来のことを考えて物事を進めないといけない。

しかし、こういうときこそ新しく革新的なライフスタイルが生まれるのを期待したい。
若者同士がネットワークを構築して起業するというスタイルや
個人が個性を活かして自分で収入を得るというスタイルや
職場だけなく、ネットを介して人付き合いへと発展していくスタイルなど
少しまでは邪道なライフスタイルかもしれないが
今の時代にあった各々が幸せになるために常識が変化していく。
そういう時期に来ているかもしれない。

選択のパラドックスについての英文日本語訳と感想

Barry Schwartz: The paradox of choice
バリー・シュワルツ氏が語る、選択のパラドックスについて
http://www.ted.com/talks/barry_schwartz_on_the_paradox_of_choice.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/barry_schwartz_on_the_paradox_of_choice

【キーワード抜粋】
・私達の個性というドラマチックなものでさえ、選択できることに成っている

・物質的なことも生活に関わることも 人生の全てが選択に集約されている

・全ての選択には二つの効果がある

・開放感ではなく無力感を生む

・50件の投資信託を提示すると、5件提示した時と比べて 10%少ない社員が参加

・どれを選べばいいのか決めるのが難しくなり 後回しにしてしてしまう

・選択肢が少なかった時と比べて、決断の結果に対して 得られる満足度は低い

・選択肢が増えれば増える程、自分が選んだオプションに対し、 不満を感じやすい

・多くの選択肢を検討しなくてはならないと
 選ばなかった選択肢の良いところを 想像し
 選んだ選択肢に その分不満を持つ度合いが多くなる

・機会費用は、我々の選択が例えどんなに良いものであっても
 その満足度から 差し引かれていく

・人々の生活に選択肢を増やすことは、それらの選択肢に対する期待値を増大させることを 余儀なくさせ
 結果が例えいいものだったとしても、その満足度をより少なくする

・良い意味での驚きというものはあり得なくなっている
 我々の期待値が天井知らずになってしまったから

・幸せを得る秘密とは 期待値を低く持つということ

・人々が決断を下す時、またその決断がたとえいいものであったとしても
 足が得られなかったら、自分自身を責める

・鬱病や自殺が爆発的に増えた。
 人々の期待値が多きすぎて その結果、経験が不満足なものになってしまっている点に 起因している

・選択肢の多さが我々に繁栄をもたらすという地点を とっくに通過してしまった

・高価で難しい選択肢が役に立たないだけではない 実際には危害を加える

・我々の社会において多くの選択肢を可能にしているものを
 選択肢が少なすぎる 社会に移す事ができたとしたら
 選択肢の少なすぎる社会の人たちの生活が向上するだけでなく
 我々の生活も向上する

・経済学者が言うところのパレート改善

・収入の再分配は、貧しい人たちだけでなく、全ての人たちを幸せする
 

【感想】
選択のパラドックス。選択を増やすことは自由を持たせ人を豊かにするが
多すぎる選択は逆に人を不幸にするという矛盾点について説明した動画です。

気になるポイントは
現代人の鬱病や自殺が爆発的に増えたのは選択の増大により
期待値が多すぎて自分を責める結果になっているという考えです。

特にそれは、慎重な性格だったり、完璧主義者、考えすぎ、悪くいうと優柔不断
といった人に多くなるのではないかと思います。
選択が多いほど考える量が多くなり、脳を消耗させます。
期待値を良くしようとするとそのプレッシャーが重荷になります。
しかし、選択のパラドックスから完璧な選択はできません。
現代のようなオプションが多く、選択が多い時代において
生きにくい人種なのかもしれません。

まずはそれを自覚するということが大事かと思います。
考えすぎない、期待を持ちすぎない。完璧でなくても良い。
悪い結果になった感じても自分を責めすぎない。
ネガティブに考えるのではなく、ポジティブに考えること。
そういった考え方を持つ必要があると思います。

また、選択が少なすぎるのも不幸であると言っています。
これは、発展途上国といった豊かでない国を指しています。
選択できるということは資金や自由において余裕があります。
収入の再配分はそういった点を考慮すると
全ての人を幸せにするという意味が理解できます。

多くの選択の中で後悔を減らす方法はないのだろうか?
自分なりに考えてみると
まず、選択はできたほうがいい。でも後悔はしたくない。
その中で選択数を決めるというのが良いのではないでしょうか?
わかりやすく、メインと、予備。2つまで選択できる。

商品の売り方として
高いものをひとつ売り込むのではなく
少しランクを下げたものを、2つ選べるようにする。
売り手としては、利益率を考えてイチオシの商品を売りたいという考えがあります。
しかし、買い手としては、ひとつに搾られると選択が難しく手を出しにくくなります。
これは買い手の性格にもよりますが、とくに優柔不断、迷っている方には
2つ、メインと、予備の2つの選択をさせると
お互い満足できる結果になるんじゃないでしょうか?

不時着事故から学んだ三つのことの英文日本語訳と感想

Ric Elias: 3 things I learned while my plane crashed
リック・エリアス:不時着事故から学んだ三つのこと
http://www.ted.com/talks/ric_elias.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/ric_elias

【キーワード抜粋】
・もう 人生で 何も後回しにしたくない
  そういった切迫感と決意から 私の人生は大きく変わりました

・大切な人との時間を どうでもよいことで 無駄にした という後悔

・人生から負のエネルギーを排除することにしたらずいぶん楽になりました

・私が優先するのは 正しさより 幸せ

・人生で大切なことは一つ それは 良き父であること

・長い人生 そのうちやるつもりだったことの どれをやりますか?

【感想】
死に直面し奇跡の生還を遂げた人が、人生において何が重要かという点について
事故を境に変化した考え方を説明している動画です。

1週間後に死ぬとわかったら何をするでしょうか?
それほど多くのことはできませんが、身の回りを整理して
大切な人にメッセージを残して、後悔の念や感謝の言葉を文章にするかもしれません。
できなかったことを羽を伸ばしてやるかもしれません。
世界旅行にでもいってみようと思うかもしれません。
あーすればよかった、こうすればよかった。
1週間あればそれらはいくらか出来ると思います。

では、5分後死ぬとわかったらどうするでしょうか?
考えて見ましょう。

とりあえず紙とペンを探し、家族への感謝のメッセージを書き込みましょうか。
ここに多くの時間を費やすと思います。といっても3分程度でしょうが。
あとは、家電の電源を切って、部屋の散らかり具合を見ながら
毎日部屋を綺麗にしとけばよかったなあと思います。
あとは、1杯飲み物を飲みたい。コーヒーかお茶でも飲んで。

こう比較すると、自分のエゴや負の考えを持てる余裕、時間があると
そればかりを考えてしまい、やるべきことができなかったりするのではないでしょうか。

人生も長いと考えると、多くのひとはそう考えてると思いますが
やるべきことを後回しにしたり優先順位を下げて考えがちです。
欲望や願望それを満たそうと必死になりすぎて
本当に自分がしかたったことが後回しになってしまっている。
必要最低限でも良いと思うのです。
よく生きているだけで、健康でいるだけで幸せと言いますが
些細なことが重要でありそれに日々幸せを感じることが
人生を後悔せずに生きていく考え方なんだと思います。

あなたの知らないオーガズムに関する10の事実の英文日本語訳と感想

Mary Roach: 10 things you didn't know about orgasm
メアリー・ローチ「あなたの知らないオーガズムに関する10の事実」
http://www.ted.com/talks/mary_roach_10_things_you_didn_t_know_about_orgasm.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/mary_roach_10_things_you_didn_t_know_about_orgasm

【キーワード抜粋】
・胎児の子宮内マスタベーション

・私の知る中で一番面白いケースは ある女性で
 歯を磨く度にオーガズムに達してしまうという人

・思考のみでオーガズムに達する事のできる女性

・死んだ人にオーガズムを 引き起こすことは可能

・性交後一時間以内の女性の息からは かすかに精液の臭いが確認できる

・難治性しゃっくり治療法としての性交の可能

・精子が作られてから一週間以上 体内に留まった場合
 精子に異常が生じて 卵子へのヘッドバンギング つまり侵入が難しくなる

・ブタを性的に刺激しておくと 分娩率 これは生まれる子ブタの数 6%上昇

【感想】
オーガズムに関する少し変わった知識を説明する動画です。
人間から動物まで、普通のひとは恐らく知らないようなオーガズムの経験を語ってくれます。

オーガズムというのは生理現象みたいなもので
理由はわからないけどなぜかやってしまうような
遺伝子に組み込まれた行動や感覚、感情といったもの。
理屈はわからないけど恐らく遺伝子をよりよく残すためというのが理由でしょう。

この中で少し気になったのはしゃっくり治療法です。
しゃっくりとは確か横隔膜の痙攣が起こっているという状態だったと思いますが
とにかく、性行為を行うことで治ったわけです。
これは正確には恐らく、性行為を行ったから治ったというわけではなく
性行為をするために、自己治癒なのか体がそのままではダメだということで
しゃっくりを回復させたのだと思います。
心臓は意識しないでも動きます。しゃっくりも止めようとおもっても止まりません。
でも性行為を行おうとすると治ってしまったのです。

これは、例えば他の病気にも効くのかもしれませんね。
恋愛時に活動が活発になったり、元気がでたりするのはこれに関係するのでしょう。
いま流行りの欝病といったものも恋愛から性行為への過程で治るのかもしれません。
(保障はできませんが)

音楽と情熱の英文日本語訳と感想

Benjamin Zander: The transformative power of classical music
ベンジャミン・ザンダーの「音楽と情熱」
http://www.ted.com/talks/benjamin_zander_on_music_and_passion.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/benjamin_zander_on_music_and_passion

【キーワード抜粋】
・実際は音痴などあり得ない

・リーダーの特徴の一つは、指導を受けている人たちが
 リーダーのどんな夢でも実現する能力があると
 信じて疑わないこと

・クラシック音楽は、みんなの、万人のもの
 クラシック音楽はみんな大好きなんだ! それに気づいてないだけなんだ

・指揮者は自分のパワーを、他人を力づける能力に依存している
 私は自分の仕事が他人の可能性を目覚めさせること

・もし彼らの眼が輝いていれば、うまくやっているということ
 眼が輝いていなければ、自分に質問しなくてはいけない

・私は「成功」の定義を知っています
 輝く眸が、いくつ自分の周りにあるか、です

【感想】
指揮者が音楽を通じて経験して得たこと、クラシックを誰もが好きになれること、
リーダーの考え方、チームとしての成功の定義などを説明する動画です。

指揮者は、オーケストラとして演奏するまでに
指揮者が考えている音楽を奏でるように演奏者へ指導します。
何十人も演奏者がいて1つの音楽を作り上げるためには
その演奏者が指揮者を信頼し、指揮者はその個人にあった適切な指導をしなければならない。
そこにはリーダーとしての指導力や人を見る目といったものが必要とされます。

リーダーに必要ですべきことというのは、相手に実現可能であると信じさせること。
ここでは、それを確認するのに目の輝きを見ればわかると言っています。

成功の定義という部分でも語っていますが
仕事においてもチームと言う形でリーダーと部下がいますが
たとえうまくいかなくてもそれを部下の才能や能力の責任にしてはいけないということです。
もしあなたがそういう立場であれば、部下の目を見てみてはいかがでしょうか?
希望に満ちた目をしていれば、あなたは適切な指導をしているということですね

2013年11月13日水曜日

教育に革命を!の英文日本語訳と感想

Sir Ken Robinson: Bring on the learning revolution!
ケン・ロビンソン卿:教育に革命を!
http://www.ted.com/talks/sir_ken_robinson_bring_on_the_revolution.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/sir_ken_robinson_bring_on_the_revolution

【キーワード抜粋】
・環境の危機はもう一つある。人の環境の問題

・私達は自分の才能を うまく生かせていません
 大多数の人は人生において 自分の才能が何なのかわからず
 そもそも才能があるとも思っていません

・自分の仕事を 楽しめない人が大勢います
 を黙々と 耐えて生きるだけ。仕事から喜びを見いだすことはありません

・一方で 仕事が大好きで 他のことをするなんて考えられない人もいる
 実際は このような生き方の人は少数派

・大きな原因の一つは 教育にある

・教育はある面で多くの人を その持って生まれた才能から 引き離すものだから
 人の才能は天然資源と同じで 深い場所に埋もれている

・才能が現れ出る状況を作る必要がある

・教育の「進化」ではなく 教育の「革命」

・大きな問題になるのは 「常識」という  とてつもなく強い力

・教育においても 私達には囚われていることがある

・スタートして規定のコースを走り すべて正しくやればあとの人生は安泰という考え
 しかし、人生は一本道ではなく もっと絡み合っているもの

・自分の才能を追求する中で 成長の助けとなる周囲のものと 共生的に生きている

・教育の最大の山場は 大学に入ることだと思っている

・重要な課題は 能力と知性についての私達の考え方を 再構築すること
 一本道という考え方に問題がある

・もう一つの問題は画一性

・ファーストフードが私達の肉体を蝕むように 教育が私達の精神と活力を蝕んでいる

・一つは 人間の才能は途方もなく多様性に満ちている

・情熱が大切。精神と活力をたぎらせるものが大事。

・多くの人が教育を見限るのは 教育が心の糧にならないから

・教育を 工業的 製造業的モデルから 脱却させる必要がある

・人がその才能を花開かせるのは 機械的で自動的なプロセスではなく 「有機的」なプロセス
 人の成長の結果を予言することなどできない

・個々の状況や 実態に合わせて 教育を個別化することが大切

・教育は 工業的なモデルから 農業的なモデルへと変わらねばならない

・毎日 世界中で 子供たちが私達の足下に夢を広げている
 私達はその上を優しく歩まねばならない。


【感想】
現在の教育の主流である大学へ入学するためだけの教育方法の問題点を指摘して
その改革をするべきであると、またその将来像を述べている動画です。
重要なキーワードが多いと感じました。

とりあえず大学まで無難に進学し進路を決定しようとしている人が
専門スキルや実績を求められてなかなかうまく事がすすまない。
とりあえず熱心に多くの有名企業の面接を受けて企業に就職した人が
なぜこの仕事を選択したのか自問自答している。
時代の変化からそういった人が増えているのではないでしょうか?
そういった悩みをもった人にはこの教育に関する動画には
共感できるものがあると思います。

今の教育は、大学に進学するためだけの教育システムになっている。
主要5教科、副教科的なものも含めましょうか。
それでもせいぜい10程度の科目でしょう。
多様化した現在では、人の能力をこの少ない科目で完全には評価できない。
そして、現在に求められてきているのはそれ以外の能力であるということ。

あと、大昔は英語の科目なんてなかったですが
今は小学生からあるみたいですね。ただ、それでも遅いくらいだと思います。
いまはネットで海外といつでもコミュニケーションが取れる時代です。
海外との交流はビジネスや趣味、生活の中にまで普通に行われるようになる。
その際に、大学進出の為だけの英語力では不足だと思います。

この動画でてきたキーワードの中でさらに重要と感じた言葉について
「人間の才能は途方もなく多様性に満ちている」
「個々の状況や 実態に合わせて 教育を個別化することが大切」
この二つが今後の教育の改革の中に取りいれていくべき内容でしょう。
それは非常に難しいものだと思います。新しいパラメータを作る必要があるかもしれません。
人間性?情熱?集中力?協調性?など。もっとあるかもしれません。

最近よくコミュニケーション能力というのが言われますが
それもひとつの教育の対象となる項目でしょう。
しかし、だからといって人は教育すべきである。
コミュニケーション能力は高くないといけないといったものでもありません。
改革していくのは難しいと思いますが、今後こういった運動は必要となってくるでしょう。

30日間チャレンジ の英文日本語訳と感想

Matt Cutts: Try something new for 30 days
マット・カッツの30日間チャレンジ
http://www.ted.com/talks/matt_cutts_try_something_new_for_30_days.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/matt_cutts_try_something_new_for_30_days

【キーワード抜粋】
・自分の人生に加えたいと いつも思っていたことを取り上げ
  それを30日間 試しにやってみる

・30日というのが 新しい習慣を身に付けたり
 ニュースを見るといった 何かの習慣を絶つのに ちょうど良い長さ

・月日がいつの間にか過ぎ去っていくかわりに ずっと記憶に残る

・困難な30日間チャレンジをやる中で 自分に対する自信がつく

・コツは その日のノルマを書くまでは寝ない

・小さな持続可能な変化であれば 続けられる。
 それは身につく

【感想】
何かを習慣付けて自分を変えて行きたい人に参考になる動画です。
動画も短く、やり方は非常に簡単ですぐチャレンジすることができます。

ただ30日間続けるだけということですが
これは科学的に調べるともっと深いものになると思います。
まあでそれは置いときましょう。

最初は辛かったり難しいことであっても繰り返しやることで
少しずつ楽になったり、簡単にこなせるようになります。
それを継続することでそれが脳に神経伝達をしやすくさせるのか
身につくという段階までもっていくのでしょう。

些細なことであってもそれが自信につながります。
そしてそれは少しずつ自分を変えることになります。

英語も同じだと思います。
聞き取れない、難しい単語ばかりで理解できない。
でもThis is a pen. なら誰でも聞き取れるし、わかるでしょう。
なら聞き取りや、単語暗記を継続して少しずつ段階をあげていけばいい。

最初は聞き取れなかったり、わからない単語ばかりで
自信がなくなり目標が果てしなく遠いものに感じるかもしれません。
でも誰でも最初はそうでしょう。才能が無いわけではなりません。
わからない単語は誰でもわからないし、聞いたことがない英語はわからないのです。
だから、継続して少しずつ段階的に目標して達成していけば
少なからず最初よりは上達しているはずです。

このブログもこの動画と同じような考えでチャレンジしています。
ただTEDの動画を見て感想を書くだけです。
自分で決めたTEDの動画を見つつ、単語を調べて、理解して感想を書き終えたとき
このブログを始める前よりも進歩して変わっていることでしょう。

皆さんも同じように何か自分の目標に関係することで
些細なことでもいいので継続してみてはいかがでしょうか。

ブレインマジックの英文日本語訳と感想

Keith Barry: Brain magic
キース・バリーのブレインマジック
http://www.ted.com/talks/keith_barry_does_brain_magic.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/keith_barry_does_brain_magic

【キーワード抜粋】
・ブレインマジックとは心理的効果と 読心術効果を扱うマジック

・第六感の錯覚を作りだすために ことばの力
 ことば騙し 非言語コミュニケーション その他の様々な技術を使います

・やり方さえわかれば 人の知覚操作がどれだけ簡単かわかる

・マジックとは どこに意識を誘導するか ということ

【感想】
マジックです。
TEDではこういったショー的なものも取り上げているようです。
難しい言葉を使って解釈すると
脳を騙すために様ざまな技術を使い、意識を他に誘導すること
について実証しているような動画でしょう。

何が起こっているのか、どういう理屈なのかを考える。
ひらめきにつながるものがあるかもしれませんね。
また、意識を誘導したり、思い込ませて錯覚させるという意味では
格闘技やスポーツといった人相手に役立つ戦術に取り込めるかもしれません。

マジックは実際はタネがあるのですが
やはり誰もがわかるような構造にはなってないでしょう。
どちらかというと我々一般人が知らないような最先端技術を取り入れたもの
もしくは、自然現象を利用したものといったものが使われると思います。

例えば、車なら最新技術の自動操縦技術を使っているととか
コーラ瓶の底を割れた奴は些細な内側の衝撃で割れるような自然現象を利用しているとか
釘があるかどうかは金属探知機であってそれなんらかの形で感知できるマイクロ装置を身に着けていたり
実は、4つのプレートの中で釘のプレートだけ分かるような傷があったり

何にしても思い込ませる、錯覚させるというのが肝なんでしょうね。

2013年11月8日金曜日

裸足の大学の英文日本語訳と感想

Bunker Roy: Learning from a barefoot movement
バンカー・ロイ:「裸足の大学」から学べること
http://www.ted.com/talks/bunker_roy.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/bunker_roy

【キーワード抜粋】
・私は貧しい人々が持つ 卓越した知識や能力を 身を持って知りました

・貧しい人々が大切にしていることを 取り入れる大学

・インドで唯一 博士号や修士号を持つ人は 入ることができない大学
 裸足の大学に入れるのは 役立たずや失敗者 脱落者といった人たち

・コミュニティに役立つ技能を持つことを示し
 コミュニティに奉仕しなければなりません

・プロフェッショナルとは 能力と自信そして信念を 兼ね備えた人

・契約書はありません。20年間いることもできますし 明日去ることもできる

・ここは物事を試し アイデアを生み出すための場

・教師が学び手になり 学び手が教師になる 唯一の大学

・修了証を発行しない唯一の大学

・読み書きができない 12人の裸足の大工が 1平方フィートあたり1.5ドルで建てた

・裸足の大学は 完全に太陽で電気を起こす唯一の大学

・パネルを設置したのが 8年間の初等教育しか受けていない ヒンドゥー教の僧侶
 私が知る中で 世界の誰よりも 太陽光発電のことをよく知っている

・私たちは屋根から雨水を集めています
 無駄にされる水はほとんどありません

・世界で最善の コミュニケーション方法は女性に話すこと

・3人の女性がアフガニスタンの村で 太陽光発電を始めた。
 この女性は 55歳 並外れたお婆さん

・私が伝えたいのは 解決策を外に求める必要はないということ
 どんな場所でも 身近な人が解決策を持っている。

・はじめに彼らはあなたを無視し  次に笑い
 
・5年ごとに 選挙を行います。今の総理は12歳です 。
 朝は20匹の山羊を世話していますが夜には総理大臣になります。

・「はじめに彼らはあなたを無視し 、次に笑い
 そして戦いを挑んできます、そしてあなたは勝利します」
 人形を使ってやり取りをする

・太陽光で村に電気を起こすという この分散型でわかりやすい取り組みを
 ラダックからブータンとの国境まで インド各地で行ってきました


【感想】
この大学の素晴らしいところは、実際に活用できるスキルを教えてそれを実践しているところでしょう。
知識は知っているだけでなく誰かの役にたって初めて効果をなすものだと思う。

あとはチャレンジ精神。
読み書きができない、基礎教育を受けていないと聞けば
普通なら何か大きな役割を任せようとは思わないのが普通でしょう。
でも、見た目や肩書きだけで判断するのではなく
実際にやらせてみて、実践していけばなんとかなるのである。
必要な知識はわからないときにその都度学習すればなんとでもなる。
やる前から無理と判断してしまえばずっとできないままである。

日本の大学の場合、大学卒業が目的となっている。
単位を取って卒業されすればいい。
大学で高度な学問、知識を学んでいるというのに
それを実験、実施して他の人に役に立てるような機会に
なかなか巡り合わないのが現実でしょう。

ここでプロフェショナルとは能力と自信そして信念を 兼ね備えた人間とあります。
知識だけもっているだけでは~できる能力とは言いにくい。
また知識を活かして成功した経験がなければ自信がつかない。
興味をもち継続した体験をしなければ信念も生まれない。

今の大学は学者を育てる構造になっていると誰かが言っていましたが
プロフェッショナルを育てる構造にはなっていないということでしょう。
小難しい学問は苦手でも、実践形式で太陽光パネル設置するのには
興味が持てる人もいると思います。
そういったプロの卵の人を育てる裸足の大学が必要だと感じました。

2013年11月7日木曜日

シングルストーリーの危険性 の英文日本語訳と感想

Chimamanda Ngozi Adichie: The danger of a single story
チママンダ・アディーチェ: シングルストーリーの危険性
http://www.ted.com/talks/chimamanda_adichie_the_danger_of_a_single_story.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/chimamanda_adichie_the_danger_of_a_single_story

【キーワード抜粋】
・物語に対する 我々や 特に子どもの感受性の強さと、影響を受けやすさ

・唯一のものとして 繰り返し人に見せられ 作られていく

・どのように 誰が いつ どれだけの話を語ったのか それは影響力に左右されます

・影響力とはある人の話を語るだけではなく その人の完全で正確な話を作る才能のこと

・我々人間の平等の認識を困難。我々の類似点よりも 差異を強調

・否定的な話のみを強要するのは 自分の経験を打ちひしぎ 私を作り上げた他の話を 見落とすことになります

・一番簡単なのは “第二に” から始まる― 彼らの話をすること

・シングルストーリーは固定観念を作りだします

・固定観念の問題は 忠実でないことではなく 不完全

・ある場所や人の話すべてに 関与せず それらに誤りなく関わるのは 不可能

・シングルストーリーの結果は “人間の尊厳を奪う”

・物語とは人に力を与え人間味を与えることも出来る

・物語は人の尊厳を砕くことができますが
 打ち砕かれた尊厳を修復する力も持っています

・いかなる場所にもシングルストーリーなど 無いと気づいたとき
 一種の理想郷を取り戻します


【感想】
海外に行けば当然自分は日本人として見られる。
海外から見た日本人のイメージはどのようなものだろうか。
自分がよく聞くのは、働き者で、勤勉で、お金持ちの国で
マナーがよくて、ロボットのように規則正しく生活し
時に、海外の貧しい国々へ支援したり寄付を行ったり、
先進国として大きな貢献をしているのではないだろうか?

実際はどうなのだろう。
日系企業が海外に進出し、各国の労働者を低賃金でやとい
労働環境もそれほどよくなく、お金に物を言わせて、独占的な商売をしているかもしれない。

国内では支援や、寄付といったニュースを良く聞くが
実際に貧しく困っている人へ届いているのだろうか?
ただの自己満足だと思われていないだろうか?

マナーがよくルールを守り勤勉であるということについて
創造性がなく、自主性もなく、主張性もない民俗といった形で馬鹿にされているのではないか?

グローバル化したとはいえ、日本には周りに日本人しかいない。
耳に入ってくるニュースも日本人が記事を書き、批評、感想を伝える。
そういった意味では、日本人はシングルストーリーの塊ではないかと思う。

と書いてるこの感想も私のシングルストーリーの可能性もあるかもしれない。

2013年9月13日金曜日

成功者だけが知る、8つの秘密!の英文日本語訳と感想

Shawn Achor: The happy secret to better work
リチャード・セント・ジョン成功者だけが知る、8つの秘密!
http://www.ted.com/talks/richard_st_john_s_8_secrets_of_success.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/richard_st_john_s_8_secrets_of_success

【キーワード抜粋】
・「熱意こそ私の原動力」
 好きだからやっている。 お金が目的ではない
  熱意に従えば お金は後からついてくる

・全力でやる、働く
「全力でやろう。 簡単な事など無いが やっていてとても楽しい」
 彼らは仕事中毒ではなく 仕事オタクです。

・特技を 持とう 
 近道はない。 単に 練習!


・「すべき事は 1つの事に集中することだ」

・「自分を後押ししよう。 物理的にも 精神的にも 押す!押す!押す!」
  恥や自信の無さは 押し出そう!

・役に立とう!
 自分の役に立つというのは無理だから 他人の役に立つ何かを与えましょう。

・「世界初のパソコンソフト会社を創りたいと思った」
 発想力を身に付けるのに近道などありません。
 基本をやり続けるのみです。

・「貫徹することで私たちは成功できた」
 失敗してもやり通す。
 「向かい風」とは 批判 無視 馬鹿 プレッシャー!

・もっともな答えは シンプル! 4000ドル払ってTEDに来よう!

【感想】
8つの成功の秘密まとめ
1.熱意 passion
2.全力 work
3.特技 Good
4.集中 focus
5.前進 push
6.貢献 serve
7.発想 idea
8.一貫 persist

自分なりに8つをシンプルにまとめてみました。
この動画では、TEDの出演者は成功者が多いという点から
TEDの講演の発言から成功のキーをまとめて説明したものです。
どの8つもよくある自己啓発の言葉です。

1つの文章にまとめてみると

「熱意を注げる何かを見つけて
 自分の特技を磨き、それを活かしつつ
 他の人の役に立つアイデアを考えて
 全力で集中して取り組み
 めげずに自信を持って前に進み
 それを貫く 」

ということでしょうか?
8つのキーワードはそれぞれが強く関係していて
この中でひとつ選ぶとしたら「一貫」でしょうか。
もっと広い意味の言葉では「継続」が一番合ってると思います。

一貫する、継続すると
熱意や、集中力といったものが生まれ
自信もつき、特技や、発想も身に着けることが出来ると思います。
結果がでれば、多くの人に貢献できます。

「継続」、これが自分なりにこの動画から解釈したまとめです。

2013年9月12日木曜日

幸福と成功の意外な関係の英文日本語訳と感想

Shawn Achor: The happy secret to better work
ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」
http://www.ted.com/talks/shawn_achor_the_happy_secret_to_better_work.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/shawn_achor_the_happy_secret_to_better_work

【キーワード抜粋】
・精神医のビジネスモデルは
  1つの問題を抱えて診療を受けに来た人に
  問題を10個抱えていると自覚させ 繰り返し通院させること

・ポジティブな異常値を消してしまうのはなく
  積極的に なぜかと問うべき

・ニュースを見ていると
  その大半は ポジティブでなく ネガティブなもの
  多くは殺人や汚職や病気や自然災害といった話
 脳は 現実はネガティブなこと ばかりだと思い込む

・脳が世界を見るレンズによって 私たちの現実は形作られる
 そのレンズを変えれば自分の幸福を変えられるばかりでなく
 あらゆる学習や仕事の結果を変えることもできる

・長期的な幸福について予想できるのは10%くらい
 あとの90%は周囲の環境ではなく
 脳が周囲の環境をどう処理するかに かかっている


・幸福と成功の法則を変えられれば 私たちにできることが変わり
 現実を変えることもできる

・仕事での成功について IQによって予測できるのは25%だけで
 残りの75%は 楽観の度合いや 周りからのサポート
 ストレスを脅威ではなく挑戦と受け取る能力にかかっている

・健康になるためには、幸福と成功の法則を反転させる必要がある

・「一生懸命がんばれば成功できる 成功すれば幸せになれる」というもの。
 多くの人の子育てや マネジメント法 動機付け方法の基礎になっているが、
 科学的に間違っており 逆だということ
 
・成功するたびに脳がするのは 成功の定義を再設定するということ

・幸せが成功の向こう側にあるのなら脳はいつまでもたどり着けません

・現状へのポジティブさの度合いを引き上げられれば
 その人の脳は「幸福優位性」を発揮し始める

・ポジティブな脳は ネガティブな脳や ストレス下の脳よりも ずっと良く機能する
 知能が上がり、創造性が高まり、活力が増大、あらゆる仕事上の結果が 改善される


・ポジティブな状態の脳は ネガティブな状態の脳より31%生産性が高くなる
 販売で37%成績が上がる、 医者は19%早く正確に 診断する。

・ポジティブなときに脳で増加するドーパミンには 2つの役割があり
 幸福感を引き起こすだけでなく あらゆる学習機能をオンにして
 世界に対して違ったやり方で適応できる
 
・脳がよりポジティブになるよう 訓練する方法
 ほんの2分半でできることを21日続けるだけ
 ありがたく思うことを毎日新たに 3つ書くというのを21日間続けること
 ポジティブなものをまず見つけようとするパターンが身につく

・運動は行動が大切であることを脳に教える
 
・瞑想は 私たちが複数のタスクを同時にしようとして陥る 文化的なADHDを克服して
 手元にある1つのタスクに集中できるようにします


・幸福と成功の法則を反転させ ポジティブな波紋を広げるだけでなく
 本当の革命を生み出すことができる

【感想】
ポジティブシンキングの重要を理解することができます。

ニュースの大半はネガティブなものが多いということ
気持ちが落ち込み、世の中に失望し、前に進もうという意欲を失わせる

幸せになるためには一生懸命頑張って成功しなければならないという常識。
これは、成功しなければ不幸になる。成功しないのは努力がたらない。
とネガティブに考えてしまう。自分を責めすぎる原因になる。
ネガティブな思考は、悪循環を生み、人を幸せにはしない。
もっと楽観的に考えることも教えなければならない。

ポジティブな脳は、あらゆる能力をフルに発揮できる。
あれも駄目、これも駄目、悪い点を見つけるのは上手で
人の長所は見ることができないなら
周囲はネガティブ脳へ変わり、能力を発揮できず、成功できず、幸せにもなれない。
人の短所を責めるのではなく、長所を活かすようにするべきですね。


この動画で重要な習慣は3つ
・ポジティブ思考
・運動
・瞑想

ここでは入り口の解説しかしていませんが
これら3つをもっと詳しく調べて多くの人が理解することで
能力を発揮して成功し、お互いが幸せになることに
繋がるような気がしますね。

内向的な人が秘めている力の英文日本語訳と感想

Susan Cain: The power of introverts
スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」
http://www.ted.com/talks/susan_cain_the_power_of_introverts.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/susan_cain_the_power_of_introverts

【キーワード抜粋】
・自己否定的な選択を   ほとんど反射的にしていて
  本人にとって損なことですが 同時に同僚や コミュニティにとっても損失、
 世界にとっても損失

・クリエイティビティやリーダーシップという面で
  内向的な人に実力を発揮してもらう必要がある

・全人口の 3分の1から 2分の1は 内向的

・内向的な人は、社会に深く根ざした 現実の偏向によって不利を被っている

・内向的な人はもっと静かで 目立たない環境にいる方がやる気になり
 生き生きとして能力を発揮できる

・みんなが 持てる才能を 最大限に発揮できるようにする鍵は
 その人に合った刺激の中に 身を置く

・重要な組織である 学校や職場が外向的な人向けに作られており
 外向的な人に合った刺激に満ちている

・創造性や生産性はもっぱら 何か社交的な場から生まれるのだと考えられている

・思考力を単独飛行させて挑むべき 数学や作文でさえ
 子どもたちは委員会のように振る舞うことを期待されいる

・単独行動したり 1人で作業するのが好きな子は
 はみ出し者とか さらには 悪くすると 問題児と見られてしまう。

・教師のほとんどは 理想的な生徒は内向的でなく 外向的なものだと思っている。
 実際には内向的な方が成績が良く 知識があるにも関わらず・・・

・多くの人が壁のない開放的なオフィスで 仕事をしている

・リーダーシップが必要な役職からは、内向的な人はいつも除外される
 内向的な人は注意深く 危険すぎるリスクは避けるという長所があるのに

・内向的なリーダーは外向的なリーダーよりも
 良い結果を生むことが多い

・内向的なリーダーは 積極的なメンバーが
 アイデアを出して活躍できるようにさせる

・外向的なリーダーは 気づかぬうちに 何でも自分で仕切ることに
 夢中になって 他の人のアイデアがなかなか 活かされないようにしてしまう

・社会として両者をもっとうまくバランスさせる必要がある
  陰と陽のように両方必要

・孤独が得てして創造性の 重要な要素になっている

・グループの中にいると 他の人の意見を 無意識にまねるようになってしまう

・グループというのは その場の支配的ないしは カリスマ的な人の意見に従うもの

・優れた話し手であることと アイデアが優れていることの間に相関なんて 全くない

・みんな1人になって 集団の力学による歪みを受けずに
 自分独自のアイデアを考え出して それから集まって
 ほどよく調整された環境で話し合う方が ずっと良い

・知らない人の集団の中で 自分の能力を 示さなければならなくなり
 必然的に 魅力やカリスマ性のような資質が 突然重要になった

・内向的な人がもっと自分に合ったやり方でできるようにすれば
 彼らがそういう問題に独自の解決法を考え出してくれる可能性が高くなる

・1番目 絶えずグループ作業するなんて狂ったことはやめましょう
 職場にはもっとプライバシーが もっと自由が もっと自律性が必要
 学校では、独りで作業する方法も教える必要がある

・2番目 荒野へ行きましょう
  気を散らすものから離れ 自分の思索に耽る時間を もう少し増やしましょう

・3番目 自分のスーツケースの中身をよく見て なぜそれを入れたのか考えてみましょう
 様々な機会にそれを取り出して自分のエネルギーと喜びを他の人にも分け与えてください

・世界はあなたと あなたが持っているものを必要としています


【感想】
重要だと感じた言葉がたくさんあったのでキーワードを拾いすぎた感があります。
自分はどちらかというと内向的であるので共感した部分が多かったのでしょう。

行動するまえに思考する。そして行動した後も再度思考する。
性格的にはこんな感じでした。
周りからはボーっとして思いにふけってるように見えたでしょう。

スポーツができるかどうかは見た目で判断されることが多い
スポーツが出来る子といえば、明るく、クラスのリーダー的存在というイメージ。
しかし、内向的な人間にとってもスポーツは好きな場合もあり
出来るまで1人で黙々と練習したり、思考したりするのが好きなものです。
磨き上げた技を披露すると、ありえないという表情で驚くのです。
スポーツができる人間は明るく活発に振舞わないといけない
まるでそう決められているようだ。

ここで今の現代にとってもっとも重要だと感じる言葉は
内向的な人はもっと静かで 目立たない環境にいる方がやる気になり
生き生きとして能力を発揮できるということ
この性質を理解していない人が多いと思います。
特に指導者が外向的な性格の場合
内向的な性格の人間に外向的になるように指導するでしょう。
それでは彼らの長所は活きない。

外向的な人間ほど、周りへアピールし影響を与えやすいので
会社では出世しやすくリーダーへと抜擢されやすいものです。
しかし、そこで内向的な人間とのギャップ、ミスマッチが生じやすい。
その状況に思い当たるのなら、お互いにこの動画が主張することを
理解する必要があるでしょう。

全ては思い込みを直すことだと思います。
見た目だけで判断しないこと。
彼らが何を考え、何をしようとしているのか。
考えることを強制的に止めさせてはいけない。
アピールが足らないと言ってはいけない。
無表情であっても何も考えていないといってはいけない。
etc...(たくさんありすぎて)

2013年9月4日水曜日

数学手品の英文日本語訳と感想

Arthur Benjamin: A performance of "Mathemagic"
アーサー・ベンジャミンが行う「数学手品」
http://www.ted.com/talks/arthur_benjamin_does_mathemagic.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/arthur_benjamin_does_mathemagic

【キーワード抜粋】
・数学と手品に対する愛情を組み合わせて 「数学手品」と呼んでいる

・2桁の数の 二乗を 彼らの電卓よりも早く出すというもの

・3桁の数の二乗に挑戦、4桁の数の二乗に挑戦

・5桁の数字を二乗 この問題をどうやって 攻略するか説明させて下さい

・分裂、分裂、OK、最後、683の二乗 700×666


【感想】
数学の暗算で魅せるという斬新なショーです。
電卓よりも素早く計算する様はマジックです。
最後に5桁の暗算をやるのですが
彼が、マジックの種を知っているというだけでなく
相当な訓練をしていることが分かると思います。

確かに、常人離れした暗算を見せてくれるのですが
その暗算をマジックショーとしてお客さんを楽しませる為の
話の組み立てや、演技、しぐさが多く見られます。

調べてみると難しそうに見える乗算、掛け算にも
簡単に計算できる手法、コツがあるようです。
しかし、それを知ったとしても計算が多少楽になる程度です。
それをマジックショーとしてみせるには
相当な暗算能力と訓練が必要でしょう。

特に2桁の2乗の計算で魅せた場面のように
数字を聞いた瞬間に答えを書き出すような様を見ていると
数字を丸暗記するくらい練習したのではないでしょうか?

TEDらしくなく、技術や学問とはちょっと離れますが
最後の5桁の2乗の暗算の一部始終は、見て損はないと思います。
まさに見る価値のある数学のマジックショーですね。

2013年9月3日火曜日

私たちが幸せを感じる理由の英文日本語訳と感想

Dan Gilbert: The surprising science of happiness
ダン?ギルバート:「私たちが幸せを感じる理由」
http://www.ted.com/talks/dan_gilbert_asks_why_are_we_happy.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/dan_gilbert_asks_why_are_we_happy

【キーワード抜粋】
・前頭葉皮質には多くの役目がある 一番重要な役目は 疑似体験をすること

・脚の機能が失われた1年後と宝くじを当てた1年後とでは
 宝くじの当選者と下半身麻痺の患者は 人生において同等の幸福を感じている

・衝撃偏向と呼ばれるもので 疑似体験の働きを悪くする傾向のこと
 疑似体験の中では結果の違いが 実際以上に大きいと思ってしまう

・本人は私たちが思うほど衝撃を受けていなければ感情的にもなっていない

・ 幸せは作り出すことができる

・人類には心理的な免疫システムのようなものがある
 自分が属する世界をより良いものに感じられるように世界の見え方を変えてくれる

・幸せは作り出すものなのに、見つけるものだと考えてしまう

・人工的幸福はいわゆる 自然発生的幸福ほど価値がないと考えてしまう

・自然発生的幸福とは欲したものが手に入ること
 人工的幸福とは欲したものが手に入らなかったときに自ら作り出す幸福

・社会では人工的幸福は 二流の幸福であるという強い信念が横行している
 それは、同等の幸福を感じるならば 経済のエンジンは回らなくなってしまう

・人工的幸福はその細部にわたるまで
 自分がまさに望んでいるものを手にするという幸せと 同じくらい リアルであり 長続きするもの

・心理的免疫システム、つまり幸福を作り出す能力は 私たち全てに備わっている

・意思の決定や 変更における選択の自由は、人工的幸福にとっては敵

・心理的免疫システムは私たちが 袋小路に入り込んだときに最も効果的に働く

・交換可能な条件は 人工的幸福と相性が悪い

・物事の善し悪しなんて本当は存在しない 我々の思考がそのように見せるだけだ

・人類の生活における苦悩や無秩序の多くは
 永続的状況とそれ以外の状況との差異を 過大評価しているところに帰依するようだ

・どれも、慎重さや公平さの規律を犯すまでの 情熱をもってして 追い求める価値はない

・選択が異なる未来の差異を過大評価することによって
 強引で拙速なものになると、リスクが生じる

・望みは制限なしだと、我々は嘘をつき人を騙しものを盗み
 他人を傷つけ 本当に価値のあるものを犠牲にする

・同時に恐怖が限られたものであるなら
 我々は用心深く慎重で分別をもって行動できる

・私たちの願望や心配は
 自らの内で作り出されるために どちらも大げさなものとなり
 その結果 何かを選んだ後も常に別の何かを探し求めている


【感想】
重要な点は、人は幸せを自分の中で作り出すことができる。
幸せには2種類あり、自然的幸福(ほしいものが手に入る)と
人工的幸福(無理やり幸せを感じるもの)がある。
その二つの幸せには感じ方に違いはないということである。

本当に幸せを作りだせるのかとう点は
記憶健忘症の人たちへの絵画の実験が参考になりますね。
嫌いなものでも長年もつと愛着が沸くのに似てるのでしょうか。
それは幸せと無理やり言わされているのではなく
本当に幸せであると感じているということです。

ではなぜ人は不幸と感じるのだろうか。
欲しいものが手に入らない。
しかも、なぜか幸せを作り出すことができない。
先の動画では自由や選択があると人工的幸福が作りにくいと言っている。
日本人が豊かなのに不幸に感じるのと関係あるのではないか。

あーしとけばよかった、もっと勉強しておけばよかったなど。
これが人工的幸福の作成を邪魔するものだ。
つまり、多くの日本人がある程度の自由、選択の中で
正しい道を選ぶことができなかったということかもしれない。
そう感じるのは、幸せの解釈の仕方が間違っているということでしょう。
幸せの未来という形が決まっており、それが常識となっている。
それから外れたものは不幸しか待っていない。
そういった認識が頭にあるからだと思う。
人工的幸福のことをもっと多くの人が知らなければいけないし
子供の頃からそういった教育をしていくべきだろう。

2013年8月7日水曜日

最高の統計を披露の英文日本語訳と感想

Hans Rosling: Stats that reshape your worldview
ハンス・ロスリング 最高の統計を披露
http://www.ted.com/talks/pattie_maes_demos_the_sixth_sense.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/hans_rosling_shows_the_best_stats_you_ve_ever_seen

【キーワード抜粋】
・学生たちは いまだ世界を「我々」と「彼ら」に分け 我々「西欧世界」 彼ら「第三世界」と考えている

・1962年には工業国は 小家族で長寿。発展途上国は大家族で比較的短命
 しかし、現在 長寿で小家族 私たちの世界は全く違ったものになった

・今日 2003年のベトナムの平均余命と 家族の大きさは 1974年の米国と同じ水準になった

・データを見なければ アジアの著しい変化を 過小評価することになる

・アジアでは 経済の変化の前に 社会の変化が現れている

・もはや豊かな国と貧しい国の間にギャップはない。
 小さな谷がありますが ずっと途切れなく分布している

・発展途上国という概念は  非常に疑わしいこと

・世界の問題はアジアの貧困だった

・アジアでは 何億という人々が貧困から抜け出し
 別なところで 貧困が進む

・今後の予測では世界は分断されておらず ほとんどの人が真ん中に位置する

・私たちが信じているのとは異なり、 データはみんなが思うより有効

・でも平均データを使うのは危険があり、国の中にも大きな差がある

・世界の改善は それぞれのコンテキストに合わせる必要があり
 大きな地域でくくるのは不適切

・国連も 国の統計機関も 大学も その他の非政府組織も
 データを持っているというのに、データは有効に使われていません

・高い値段を付け 変なパスワードをかけ  退屈な統計データを表示するだけ

・本当に必要なのは検索機能

・データを検索可能な形にして公開し 自由に検索できるようにしなければならない

・様々なデザインツールを使い 絵として見られるようにすること

・データベースを無料化し  検索可能にすることで
  クリックするだけで グラフに変えて 即座に理解できるようになる

・インターネットにアクセスする ユーザ数が 国の経済力に対応している

【感想】
データを検索可能にして、多くの人が自由に検索できるように
そして、それを誰もが見てわかるようなデザインに変えてやる。
この動画での重要な部分はここだと思います。

素朴な表のデータから現状を分析できるのは専門家や学者くらいでしょう
しかし、専門家や学者といった人間は自分の興味に特化した人が多く
自分の興味のある分野の問題を解決するためにしかそのデータを活用しません。
データの見方はわからないけど、そのデータを必要としている者
まるで学者のように奇怪なことに興味をもち新しい検索条件でデータを見たがる者
そういった多くの人達が埋もれているはずです

インターネットが出来た頃であれば、データを公開するだけで十分でした。
しかし、さらに多くの問題を解決し、多くの世界の人が豊かになるためには
そのデータを多くの可能性ある人間が活用できる状況を作り
情報を共有し、認識することで新たな問題解決法が生まれるものだと思います。
その為に、誰でも検索でき、誰もがわかるデザインという考えが
今の世の中にはぴったりで必要であると感じました。

この動画の中で、健康と経済力の関係もグラフ化していました。
その中で、健康を底上げしたほうがそれ以降の経済力の伸びが著しいと分析されています。
日本ではどうなのだろうか?
日本は経済力があり、健康に関しても安全な食材が揃い、長寿国家でもあります。
その反面、自殺者が多く、仕事や学校などで精神的なストレスを抱えた者が
自ら命を絶って、結果として貴重な人材を失うことに繋がっています。
そこまで至らなくても、精神的ストレスにより
モチベーションも上がらなくなり仕事の効率が下がり
それが、現在の世界の中で経済的に伸び悩んでいる問題点ではないか?
と感じました。(当然、仮説、ただの推測ではありますが)

この辺を解決するような社会システムに変えていくことで
今後日本が経済的に再度飛躍するようなことにならないかなー(推測)

2013年7月31日水曜日

第六感デバイス のデモ。ゲームの流れを変える着用可能な技術の英文日本語訳と感想

Pattie Maes and Pranav Mistry demo SixthSense
パティ・マースによる 「第六感」デバイス のデモ。ゲームの流れを変える着用可能な技術です
http://www.ted.com/talks/pattie_maes_demos_the_sixth_sense.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/pattie_maes_demos_the_sixth_sense

【キーワード抜粋】
・「第六感」デバイス
・情報を探すため”の情報に いつでも簡単に アクセスできる感覚

・シンプルなウェブカメラですが携帯可能で、 小さな鏡がついた電池式プロジェクター

・ポケットの中の携帯電話と通信し コミュニケーションや計算する道具

・例えば写真を撮るといったジェスチャーで目の前にあるものを実際に写真に収められる

・重要な違いは完全にモバイルであること

・皆さんの目の前にあるものが何であれ 関連する情報を与えてくれる

・新聞を読む行為が 決して時代遅れにはならない

・誰かと話し出すと服の上に その人のキーワード(タグクラウド)が表れる

・現在の時間が知りたければ 簡単な時計の形を手首に (笑) (拍手)  描くだけ

・10年経てば 人体埋め込み型の究極の「第六感」デバイスをここで紹介しているかもしれない

【感想】
いわゆる第六感のデバイスというのが身近になるのは10年以上先のことでしょう
いまは、スマートフォンを使って5感とデジタルをつなぐようなアプリが身近になっている状態だと思います。
もしくは、ここ10年でそういった技術が確立、普及されるのでしょう。
ネットショップの布団の手触りを家に居ながら体感できる、触覚を再現
料理の味を家に居ながら少しだけ試食できる、味覚を再現
花の香りを家に居ながらかおることができる、嗅覚の再現
あとなんだろう、とにかくそういったものが、現地にいなくても
デジタルデバイスを使うことでそれを擬似的に体感できる

まあ第六感はもっと先でしょうね
自分的には、第六感の行き着く先は、ドラえもんだと思います
1家に1台ドラえもん、不思議なぽっけで叶えてくれる、自分の望みを

・・・ちょっとふざけすぎましたね

2013年7月27日土曜日

水中の驚きの英文日本語訳と感想

David Gallo: Underwater astonishments
水中の驚き by デイビッド・ガロ
http://www.ted.com/talks/david_gallo_shows_underwater_astonishments.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/david_gallo_shows_underwater_astonishments

【キーワード抜粋】
・私達人類はまだ 海について3%しかわかっていない

・生物がいないと思っていた場所に熱帯雨林以上に多くの生物が 多様に、密集して存在していた

・頭足類は 並外れた目で周りの状況を感じ取り周りの光や様子を見ている

【感想】
最後のタコのカモフラージュには驚かされました。
これは純粋に水中の生物の映像を見て、驚いたり、すごいと感じたりするものです。

自分なりに他の解釈の仕方をすると
人間にはまだまだ地球上での発見が多く残っていると言うことだと思います。
いまや技術が進歩して、地球の外の環境も分かり、宇宙の何万光年先の画像も見ることができ
宇宙の誕生も徐々に解明されようとしています。
しかし、まだまだ地球の中には多くの発見が残っているのですね。

生物は生き残るために独自の進化をし
そこには人間も創造できないアイデアを見つけることができます。
多くの発明にもそれが応用されています。

タコのカモフラージュを研究して
背景と自由自在に同化することができれば
透明人間になれるかもしれませんね

2013年7月26日金曜日

次なる可能性を秘めたSixthSenseテクノロジーの英文日本語訳と感想

プラナフ・ミストリー :次なる可能性を秘めたSixthSenseテクノロジー
http://www.ted.com/talks/pranav_mistry_the_thrilling_potential_of_sixthsense_technology.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/pranav_mistry_the_thrilling_potential_of_sixthsense_technology

【キーワード抜粋】
・モノやジェスチャーに対する 私たちの知識や
 実生活でモノをどう使うかということが  デジタル世界をより良くするために役立てられないだろうか

・キーボードやマウスを使うかわりに日常的なジェスチャーで コンピュータを使うことはできないだろうか

・2つの世界の統合 身の回りの世界の一部をデジタル世界に持ってこようとしている

・コンピュータをもっと直感的に使えるようにしたかった

・デジタル世界を取り出して 日常生活の中に投影してみる

・デジタル情報で 身の回りの現実を拡張

・自分の行くところはどこへでもデジタル世界を 持っていくことができる


・カメラをポケットから取り出すことなく
 ただ写真を撮るジェスチャーをするだけで写真をとることができる

・私たちはコンピュータの世界と日常の世界が 混じり合う時代を迎えようとしている

・このようなテクノロジーが生活に溶け込むとき できることを制限するものは 自らの想像力だけ

・もっと身の回りの世界と繋がり もっと人間らしく 生きられるようになる
 そして私たちは機械の一部みたいに ならずにいられるでしょう


【感想】
直感的にコンピューターを使うというのが重要な点です。
パソコンやスマートフォンといったデバイスは
作業の効率化したり、日常生活を便利にします。
IT革命によって情報機器が身近になり、誰でも触れることができるようになりましたが
それでもパソコンが苦手、機械が苦手という人がたくさんいます。
慣れているひとはすぐ分かるものであっても
マニュアルを見ることすら敬遠する人が多いのです。
そういった観点から、直感的に使えるとういのは
さらに多くの人へその恩恵を与えることができるでしょう。

この動画の中でこのテクノロジーを使うことによって
できることになる例がいくつかあげられていますが
デジタル世界を現実社会にもってくるというものです。
デジタル世界には制限がありません。
創造できるものをほとんどその中で実現することができます。

例えば、この動画の中でのプロジェクターによって
デジタル世界のものを現実に投影するというアイデア。
デジタル世界の腕時計の画像を投影することで
まるで本物の腕時計を装着しているように見せることができます。
これには多くのメリットがあります。
時計の機能をプログラムを変えることで自在に変化させることができます。
デザイン、色といったものを簡単に着せ替えが可能です。
実体はないので重さが0です。
時計の材料も必要もないので原価はプログラムだけになります。

いまはソフトウェアは限りなく安くなっていっているので
実質的に無料でまるで本物の時計を
自分の好きなデザイン、機能のものを選択し
使いたい放題することができるようになるということですね

制限するのは創造力だけ
例えば服を投影するのはどうでしょうか?
タンスの中のたくさんの使わない服、なんで買ってしまったんだろう
買ったはいいけど、一度も着ずに虫に食われて捨てるはめになる
もしデジタル世界の服を投影できたら
タンスの役割はハードディスクになって部屋が広くなりますね
1万着そろえても場所もとりません。
100年たっても色落ちせず、いつでも新品の色を見せることができる。
一旦外に出かけたはいいけど、気分が変わっていつでも他の服に変更できる。
めんどうな着替えも一瞬で終わります。
どうですか? すごい発明になりそうですね?
あ、でも服というのは素材や機能が重要で
汗を吸い取ったり、保温をしたり、そういうのは現実世界にもってこれませんねえ・・・
イマイチだったようです。

投影という技術は便利ですね
場所もとらないし、このテクノロジーを実現する上でのキーになってきそうです。
まだまだ、魅せるという意味では現実のものと同等にはできない感じですが
さらに高性能な投影ができるようになれば
まるでそこに実物があるかのように表現できるようになるでしょう。
インターネットの情報共有化もそうですが
各々の技術が相互的に影響しあって
テクノロジーの進歩が著しいものになっていくと感じます。
デジタル世界のものを現実に持ってくる
何か魔法みたいな感じで素敵ですね。

2013年7月25日木曜日

傷つく心の力の英文日本語訳と感想

ブレネー・ブラウン:傷つく心の力
http://www.ted.com/talks/brene_brown_on_vulnerability.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/brene_brown_on_vulnerability

【キーワード抜粋】
・関係性が生きることの理由、関係性が生の目的や意味を与えてくれる

・関係性はつまり繋がっていると感じる能力

・恥というのは関係性喪失への怯え

・自分は十分じゃない と思う感情

・関係性を持つには私たちは自分自身を さらけ出さなければなりません

・自分に価値があるという感覚

・不完全であってもよいとする勇気

・自分に対して思いやりがあって 他者への思いやりを持っている

・自分のあるがままを受け入れるために 心のもろさを受け入れていた

・私たちは心のもろさに溢れる世界に生きている

・心のもろさを扱う一つの方法は  その感覚を麻痺させること

・しかし、人間は選択的に感情を麻痺させることができない

・気持ちを麻痺させるとき 同時に喜びや 感謝の意や 幸福も同時に麻痺させてしまう

・私たちは危険なほど 子どもたちに完璧を求めている

・ただこう言えばいいのです
 「あなたは完璧じゃないのよ 苦しみを背負っているの
  でもあなたは愛情や帰属に値する存在なのよ」

・自分自身を心の底から さらけ出すこと 心のもろさもさらけだす
 そしてあるがままで愛すことです

・心のもろさを感じることが生きていることだから
 
・もっとも重要だと考えるのは 自分はよくやってる と信じること

・ 叫ぶのをやめて傾聴し、もっと優しく穏やかに周りに接し
 自分自身にも優しく穏やかになれる


【感想】

関係性という繋がっているという感じることが活力である。

そして、そう感じるには 心のもろさをさらけ出し
人間は完璧ではない、十分にやっていると考える。

それを認知することで、恥や恐怖の感情を抑え
関係性を強くし、お互いに優しく良い影響を作れるということ」

だと自分は解釈しました。
気持ちの概念を理解するのは難しいです。

失敗により自分の能力不足に感じ
十分な能力がない、ここにいるべきではないと考えてしまうことは
自分に厳しく完璧を求める人に良くあることだと思います。
おそらく人間全てが基本的にそうなのでしょう。

完璧でないとうことに気付き
さらに完璧を目指そうとすると
それは不可能であるとうことを知り
立ち直れないほどの精神的な病に至ることもあるでしょう
極端な例ではあるけれども

教育や管理上でも
失敗ばかりを指摘し罵倒して、相手に完璧を求めすぎると
相手が萎縮し、恥や恐怖を感じ、関係性が低くなってしまう
それはその人の能力を閉じ込め、チームとしての結果にも悪影響してしまう
目標はベストであり、その為に各々が出来ることをやればいい
人間は完璧ではないということを知り、相手に優しく接することで
関係性を良くし、各々の潜在的な能力も高めることができると感じた

2013年7月20日土曜日

パワフルな洞察の発作の英文日本語訳と感想

ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作
http://www.ted.com/talks/jill_bolte_taylor_s_powerful_stroke_of_insight.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/jill_bolte_taylor_s_powerful_stroke_of_insight

【キーワード抜粋】
・2つの大脳皮質は 完全に分離している
 コンピューターに例えるなら 右脳は 並列プロセッサ 左脳は 単一プロセッサ

・それぞれの脳半球は 考えることが違い別なことに関心を持ち別な人格を持っている

・右脳は 映像で考え自分の体の動きから 運動感覚で学びます

・右脳の意識を通して見ると 私という存在は 自分を取り巻くすべてのエネルギーとつながった存在

・左脳は直線的 系統的に 考える 過去と未来がすべて

・左脳は言語で考える
 継続的な脳のしゃべり声が 内面の世界と外の世界とをつないでいる

・私たちは 器用に動く手と 2つの認識的な心を備えた宇宙の生命力

・私たちは この世界の中で どんな人間でいたいのか
 どのようにありたいのか すべての瞬間瞬間において 選ぶ力があります

・私は右脳の意識へと寄る事が出来ます
 私を作り上げる 50兆もの 美しい分子が一体となった 生命力の塊

・私は左脳の意識へと寄って1人の堅実な個人としてあることを選べます
 大きな流れや 他の人とは 別個の存在

・私たちがより多くの時間を 右脳にある 深い内的平安の回路で生きることを選択すれば
 世界には もっと平和が広がり 私たちの地球も もっと平和な場所になる

【感想】
動画の多くの時間が体験談であり、最後に少し彼女の主張が述べられています。
神経解剖科学者の立場から脳の仕組みを体験談から説明しています。
そしてそれを知ることにより、共有することで、考え方を変え
各々が良い方向へ進むことが出来る

左脳が自分らしさを、右脳が本能的な部分をつかさどっている。
左脳はどちらかというと苦悩を覚えやすいのでしょう
過去の経験や未来の予測といった記憶データが存在する場所
自分が自分らしくあるようにしようとしますが
他人と比較することで自分が不幸であると感じることが多いではないかと思います。

右脳は直感的な感覚を備えている
物事を直感的に考えれば、各々が苦しむことなく幸せになるのではいか
人種、宗教、差別など、過去から判断して決め付けるより
今、目の前にあるものから直感的に判断する
そうすれば人間はお互いに協力して存続していくことを選ぶのではないでしょうか

ここからは自分の推測であり考えですが
子供の頃は直感的に考え、あまりストレスを感じないものだと思います。
生きて年を取るごとに左脳の情報量が多くなり
過去を思い出しそれが経験として生きる場合もありますが
葛藤によるストレスを生むことにもなっていると思います。

子供時は左脳がまっさらで
右脳の影響が強く表れ
感情豊かで創造力にあふれている
生きていること自体が幸せに感じているのかもしれない

日本人は表現力や創造力が不足していると言われる
そういった教育も他の国々からするとされていないだろう
よくロボットのような人間と言われると思うがまさにそういうことだろう
蓄積したデータを元に行動する、左脳中心の生き方
日本人は金銭面では豊かであるにもかかわらず不幸に感じる人が多いのは
そういう脳の成長をしてきたからではないだろうか

左脳と右脳を上手く使い分けるような生き方ができるように。

2013年7月17日水曜日

学校教育は創造性を殺してしまっているの英文日本語訳と感想

ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」
http://www.ted.com/talks/ken_robinson_says_schools_kill_creativity.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/ken_robinson_says_schools_kill_creativity

【キーワード抜粋】
・人間の創造性について ここにいるすべての人が持っている 様々な形で表れる私たちの創造性とその幅の広さ

・創造性は未来に一体何が起こるのかを 予測不可能にする

・子供はみな例外的な力を発揮できる、子供は自分の中に才能を発見すると没頭する

・創造性は識字能力と同じくらい教育に必要

・間違えることを恐れていたら決して独創的なものなど思いつかない

・教育が人間本来の創造性を殺してしまっている

・子供はみな生まれながらのアーティストだ

・我々は創造性を育てるどころか見失い創造性の欠落した教育を受けている

・今の教育制度は学者を育てるために作られている

・教育制度は産業主義社会のニーズから 生まれました
 1つは働くために有用な科目が最優先
 2つ目は学力

・無数の天才的で創造性溢れる 人たちが「自分は才能がない」と感じている。
 学校は彼らの才能を評価しないどころか ダメだと烙印を押してしまうから

・これから30年間、ユネスコによると 歴史始まって以来の多くの人間が世界中で
 こういった教育を受けて社会に出て行く

・大学の学位がまるで意味をなさなくなった

・知性について3つのことがわかっている
 多様、ダイナミック、比類ないもの

・創造性とは、独創的で価値あるアイディアを 構築するプロセス
 創造力は様々な分野や価値観の 相互作用によって生まれる

・我々の未来への唯一の希望は 人類生態学という新しい概念を取り入れること

・人間の限りない創造性が 私たちの生を豊かにすることを知り
 子供たちが未来の希望であると認識すること


【感想】
教育制度を決めているのが学者であり
現在の制度は学者を作るためのものというのは共感できる。

なぜ勉強するのか?それは大学に進学するため
なぜ大学に進学するのか?就職に有利なため?
しかし、時代の流れで昔のように勉強ができるだけの人間は企業には求められていない
何か出来ると言える才能を磨いてきた者が今必要とされていると思う
あなたに何ができますか?と問われたときに、ある程度全般
それなりに・・・というような返答しかできないのではないか

中学の頃、主教科といわれる、国語、数学、理科、社会、英語、この5科目が重要であった。
実際に、多くの人がこの5科目で判断され進学が決定されていったのではないだろうか?
副教科には、体育、音楽、美術、家庭科といったものがあって
自分も必要なものは主教科という認識があり
副教科を軽く見ておろそかにしていた。こんな科目やっても仕方がない、役に立たないと。
今は、副教科を伸ばし、自分の特技として進学して言った人を羨ましく思う
これらは表現しやすく、アピールしやすい
体を動かす、楽器を演奏する、絵を描く、料理をするといった能力は
わかりやすい魅力を与え、感動させることができる。
この人には他の人とは違う能力があると感じさせる。
もし私が国語がセンターでトップの成績を収めても
実際にその能力を披露することが難しいと思う。

ただ、創造力は様々な分野の価値観の相互作用によって生まれる。
創造力によって生まれる表現力、アイデアは、知識や経験が多いほど生まれやすい。
その為には音楽だけをやる、美術だけをやるというだけではなかなか上手くいかないと思う。
かといって、全部を1人でやるのは効率が悪く賢くない。
それぞれが得意な分野を伸ばし、チームを作りお互いの情報を共有しつつ
クリエイトしていくそんな形が望ましいと思う。
その為には、この動画の通り、一人ひとりの能力を見極めて
それを良い方向へと伸ばしていくそういった教育をすべきだと考える。

2013年7月10日水曜日

創造性をはぐくむにはの英文日本語訳と感想

エリザベス・ギルバート "創造性をはぐくむには"
http://www.ted.com/talks/lang/ja/elizabeth_gilbert_on_genius.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/elizabeth_gilbert_on_genius


【キーワード抜粋】
・クリエイティブの世界が 他と違うのは― 精神を気遣われる ということ

・"作品が ジワジワと私を殺す"

・創造に苦悩はつきもの 芸術性は 必ず最終的に苦痛をもたらす

・創作者を助け 創作につきものの精神的リスクを管理できないか

・古代のローマでは創造性は 人に付き添う精霊で 遠く未知のところから来たと考える

・肉体のない創造の霊を"ジーニアス" と呼び、能力の秀でた個人とは 考えなかった

・失敗しても 自分だけのせいじゃない "ジーニアス" が ダメだった

・作品への過剰な期待を作り過去500年 芸術家たちを殺してきた

・問題の元を 本来の場所に返し葛藤しなくても良い

・"私は自分の役目を果たすだけ"

・非凡な才能が自分に備わっていたと信じなければ
 その力が借り物だと思い、謎の源から人生に添えられ 終えたら
 他へ行くものと思えば、そう考えれば 全て変わります

・恐れない、ひるまない、やることをやるだけ、 結果を気にせず 続けよ

・うまくいったときは自分に「オレー」神が宿ったと考える

【感想】
周りの評価、結果は、努力だけではなく、周りの環境や関わる人々によっても変わる
結果がでなければ努力がたりないと考えるのは短絡的すぎる
多くの才能あるクリエイターは、数多く作り、多くの失敗作があり
その中でたまたま注目されたものが大きく取り上げられるものだと思う
当然、その仮定で多くの努力をして実力も着実に付くだろうが。

確かに結果を出すということは重要なことではあるが
これを聞いて自分の考えるところでは
結果を考えすぎず、自分のやる事に対して正面に向き合い、それをやり遂げること
そしてそれを継続すること、創造力を失わないためにとにかくアウトプットし続けること
うまくいっても自惚れずに、自分のやる事をただこなす

2013年7月4日木曜日

良いアイデアはどこで生まれる?の英文日本語訳と感想

スティーブン ジョンソン: 良いアイデアはどこで生まれる?
http://www.ted.com/talks/steven_johnson_where_good_ideas_come_from.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/where-good-ideas-come-from

【キーワード抜粋】
・脳内で協調を取りながら伝達し合うニューロンの 新しいネットワークが 新しいアイデア
・ネットワーク構造は 脳内のネットワーク構造と 似通っている

・私たちは人からアイデアをもらい新しい形態に縫合して 新しいアイデアを生み出す

・より革新的な組織を作りたいなら居酒屋のような空間を作りそれをオフィスにしたほうがいい

・重要な飛躍的アイデアのほとんどは 研究室の顕微鏡を前に一人で思いつくのではなく毎週開かれる研究室の会議で生まれていた
 こういった環境を 「流動的ネットワーク」

・会議では 全員で最新データや成果(失敗、エラー、 観測信号に含まれるノイズ)を持ち寄り
 さまざまなアイデアが集結し 立場や興味を異にする人たちが集まり 互いに意見を交える

・重要なアイデアの多くにとても長い熟成期間がある
 実際には 素晴らしいアイデアは ときに何十年も 心の奥でくすぶっている

・グーグルのようないくつかの企業では 革新を生むために20%の時間を割いている

・自分の予感を 他者の予感に結合させることも重要

・半分ずつアイデアをもつ二人が適切な環境で出会うと足し算以上の結果が生まれる

・特許のようにアイデアを価値を保護するのも大事だがアイデアの結合も重要視しなければならない

・オープンイノベーションという体系の持つ 素晴らしく 思いがけない 創発的で 予測不可能な力について学ぶこと
 正しく構築すれば構築者すら予期しなかった 全く新しい方向に導いてくれる

【感想】
アイデア、発明といえば、1人の天才が成し遂げた功績と思いがちだけど
確かにそういったものもあるだろうけど、周りの環境、人の影響が大きいと思う
1人の力では限界である。という消極的な言葉は使いたくないけど
多数でアイデアを出し合っていい所取りをしたほうが、洗練されるのは想像できる。

質ではなく数、どれだけのパターン、流動的ネットワーク?の領域を広くできるか?
その為には多くのアイデアをとにかく創出することが重要になってくるのだろう。

形式的な会議だと
できるだけ自分の落ち度を作るような発言は控えようとして
当たり障りのないアイデアや発言になってしまう。
多くの日本の企業はそうではないか?
だから会議は時間の無駄という考えができてしまうし
実際多くは無駄に終わっているのだろう。
会議に参加するという体質ができていない。

発言するには知識が十分にあり
みんなに発言できる立場?にあり、資格?があり
誰かしらに矛盾点を指摘されるような内容ならむしろ発言しないほうが得策。
そう考えると、自分が思っていても、答えがわかっていても挙手できない人が多数ではないか?

英語の外国人教師の授業では、リピートアフターミーと言った後
40人いてもぼそぼそとしか聞こる程度の声しか出さす、文化の違いに呆れたリアクションを取る。
そして休み時間になると大きな声ではしゃいで
英語の読み書きのテストではそれなりの点数をとる。

ネットワークといえば、インターネットのいわゆるソーシャルネットワークが流行りだけど
一企業の少数の専門家のグループのアイデアは
ソーシャル的な膨大なアイデア、発想の融合に負けていくのではないか?
全人類が広大なネットワークを構築しアイデアを出し合い
信じられないくらいの速度で新しい技術、発明が生まれて
多くの人が望むような幸せで便利な世の中になったらいいのになあ


・関連
オープンイノベーションとは
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20100204/344174/

2013年6月27日木曜日

経験と記憶の謎の英文日本語訳と感想

ダニエル・カーネマン: 経験と記憶の謎
http://www.ted.com/talks/daniel_kahneman_the_riddle_of_experience_vs_memory.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/daniel_kahneman_the_riddle_of_experience_vs_memory

経験と記憶の謎

【キーワード抜粋】
・幸福という言葉は もはや役立つ言葉ではない

・幸福な状態とは何か もっと複雑な見方を しなくてはいけない

・罠は 体験と記憶を混同してしまうこと  生活の中で見いだす幸福と 自分の人生の幸福度合い この違い

・幸福の状態を左右する状況を ゆがめて考えてしまうのは 残念なこと

・経験の自己と記憶の自己を混同してしまうのは 幸福の観念に見られる 混乱

・時間は記憶の自己と 経験の自己を区別する― 重要なポイント

・経験の自己の幸福と記憶の自己の満足感

・幸福に対する満足度を支配する要素 お金は大切、目標も大切

・幸福とは主に 好きな人と共に 満足すること

・お金がないのと 惨めな思いをするということ

・公共政策を考える際 幸福を視野に入れる必要性が 考慮されている

【感想】
非常に確信をつかみにくいテーマですね
幸せには満足度、時間、気候やお金といったもを含めた記憶の自己というものが関係しているということでしょう
この中でも例としてありましたが、時間の長さではなく終わり方が大事であるということが共感できました。
これは実際に体験する満足度よりも、そのときに感じて残った記憶で幸せかどうかを判断するということ
結局脳が感じる仕組みによるものなのでしょう。

幸せとは違いますが、
スポーツで全盛期に華々しく活躍した選手が、年齢を取るにつれて成績が落ちていき
衰えにはさすがに勝てなくて、ひどい成績を残して引退する。
そういった選手を話にだすときに決まって、最後はひどかったと記憶として話すことが多いですね
有終の美を飾るというのは何事においても重要視しないといけないことなのかもしれませんね

記憶の残り方を利用することで多くの人を幸せに感じさせることもできそう
映画のストーリーの作り方にしても最後にクライマックスを持ってきたほうが記憶として残りやすい
(当然それが最悪につまらないクライマックスであれば逆効果ですが)
辛いことを時間的に最初にもってきて最後に楽しいことを持ってくるといった時間の使い方とか
記憶に残りやすいことを多く体験するというのも多くの幸せを感じるために良いアイデアかもしれません

2013年6月25日火曜日

やる気に関する驚きの科学の英文日本語訳と感想

ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」
http://www.ted.com/talks/dan_pink_on_motivation.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/dan_pink_on_motivation

やる気に関する驚きの科学

【キーワード抜粋】
・成功報酬的な動機付け―If Then式に 「これをしたら これが貰える」というやり方は 状況によっては機能するが
 多くの作業ではうまくいかず 時には害にすらなる

・21世紀的な作業には 機械的なご褒美と罰というアプローチは 機能せず うまくいかないか 害になる

・答えが目の前に転がってはいないから周りを見回す必要がある

・報酬は視野を狭め 私たちの可能性を限定してしまう

・ホワイトカラーの仕事には 右脳を使ったクリエイティブな発想が必要となる種類の仕事が増えている

・If Then式の報酬は― 企業の多くはそうしていますが― 機能しない

・タスクが機械的にできるものである限りは 報酬は期待通りに機能し 報酬が大きいほど パフォーマンスが良る

・しかし認知能力が多少とも 要求されるタスクになるとより大きな報酬は より低い成績をもたらす

・金銭的なインセンティブは… 全体的なパフォーマンスに対しマイナスの影響を持ちうる

・あまりに多くの組織が その決断や 人や才能に関するポリシーを 時代遅れで検証されていない前提に基づいて行っている

・新しい運営システムは 3つの要素を軸にして回る
 ①自主性: 成長 目的 自主性は 自分の人生の方向は自分で決めたいという欲求
 ②成長; 何か大切なことについて上達したいということ
 ③目的: 私たち自身よりも大きな何かのために やりたいという切望

・マネジメントは永久に機能し続けない

・服従を望むなら 伝統的なマネジメントの考え方は ふさわしい、参加を望むなら 自主性のほうがうまく機能する

・「20パーセントの時間」エンジニアは仕事時間の20パーセントを 何でも好きなことに使うことができ
 Googleでは よく知られている通り新製品の半分近くが この20パーセントの時間から生まれている


・ROWE (Results Only Work Environment) アメリカのコンサルタントたちにより考案され実施している会社がある
 人々にはスケジュールがなく、ただ仕事を成し遂げればいい
 結果として、生産性が上がり、雇用期間が長くなり、社員満足度が上がり、離職率が下がる

・1.20世紀的な報酬 ビジネスで当然のものだとみんなが思っている動機付けは 機能はするが驚くほど狭い範囲の状況にしか合いません
 2.If Then式の報酬は 時にクリエイティビティを損なう
  高いパフォーマンスの秘訣は 報酬と罰ではなく 見えない内的な意欲にある

【感想】
これは動機付けのお勉強ですね。
外的動機付け、内的動機付け、時代の流れによりチーム管理では外的→内的へのモチベーションを高めるシステムが
今後増えてくるのでしょう。管理職の人は動機付けを知ることでチームの実績があがりそれは自己の評価アップへとつながる。

努力すれば良くなるという単純な考えは外的動機付けのモチベーションを挙げるための口実であると思います。
まさにアメとムチという伝統的な考えに従うようなやり方ですが
結果がでないのは努力が足りないからだと、孤独に耐えてもっと時間をかけて耐え忍び、我慢して、死の物狂いで必死になって・・・。
漫画にもゲームにもよくありますが、相手が強くて1回負けて、修行して相手より強くなってを繰り返すようなストーリー。
今の問題はそんなストレートなものは少ないのでしょう。

今の教育ではアメとムチのような努力して目の前のことに集中して勉強しての成績を評価する形式で
管理する側も、される側も昔のような外的動機付けのやり方に慣れており
内的動機付けの知識やその活用方法、効果が身近に感じれないのだと思います。
クリエイティブな問題が増えてきた現代においてはそういったやり方では
お互いが首を絞めて業績をあげることが出来ないという結果になってしまう。
若者の離職率が高いのはそういった点もあるかもしれません。
結果がでないのは、努力が足りない、忍耐力が足らない、毎月残業何百時間としろ、休み返上で出勤
こんだけ頑張っているのに結果がでない、ムチばかりでアメがもらえないのかもしれません。
それで、目的の改めて深く考えだすようになり、意味があるのか? 成長していないと感じ
転職を考えたり、辞めてしまう人が多いのではないでしょうか

2013年6月20日木曜日

ボディランゲージが人を作るの英文日本語訳と感想

エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」
http://www.ted.com/talks/amy_cuddy_your_body_language_shapes_who_you_are.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/amy_cuddy_your_body_language_shapes_who_you_are

ボディランゲージが人を作る

【キーワード抜粋】
・姿勢を2分間 変えるだけ人生を大きく変えられる 可能性がある
・人はボディランゲージから 大まかな判断や推測をします
・人生において大きな意味を持つ場面で大きく影響する
・自分の非言語行動に影響されるのは 他人だけでなく 自分もだということ
・他の人が自分をどう思い どう感じるかは 非言語行動による部分が大きい
・力溢れる人は 当然のこととして より断定的で 自信を持ち 楽天的 抽象的に 考える傾向、よりリスクを取る
・力強く有能な リーダーもまた テストステロンが多くコルチゾールが少ない
・テストステロンは支配性を司るもの
・役割の変化も 心を形作りうる
・力強いポーズをした人は賭けに出やすい、力の弱いポーズの人は消極的になりやすい
・態度が 効果を生み出し 効果を伝えるもの
・体が心に 影響を及ぼし 心が行動に 影響を及ぼす
・「できるまで フリをしなさい」
・フリをしてやり過ごすのではなく フリを本物にする。それが本当に自分のものに なるまでやる
・小さな変化が大きな違いに 繋がる
・これが一番役立つのは リソースも 技術も ステータスも 力もない人たち

【感想】
意識することで脳が変化するという考えは重要だと感じます。
どちらかというと脳が対応するという言い方が合っていると思う。
自分はリーダーであると意識をすることが行動に表れるようになり
それを継続することで自然とリーダーの風格というものがでるようになる。
形から入るというのは見た目を良くするだけではなく中身を変えるのように脳に指令を与えることができる。

子供の頃、これに近い体験があります。
小学校で体育の時間でのサッカーをみんなでやることになりました。
小学生のサッカーでは習っている人とそうでない人の差は大きくでます。
習っている人はそのサッカーの時間ではリーダーのようなもので
他の子供達よりも圧倒的に人気者の立場に立ちます。
自分は外でよく遊び運動はしていましたが
サッカーとは無縁だったので周りで突っ立ってみているだけでした。
そしていつものように突っ立っていると
周りの同級生から、あなたはあの子達みたいにサッカーをしないの?といわれました
その時はなぜかその意見に押され、必死になってボールを追い、サッカー経験者のようにプレイしました。
(しかし、当然なれないので見た目はかなり無様だったと思いますが)
それを見た人たちは、よくやった!と言ってくれたことを覚えています。
それから、自分はサッカーというものに抵抗がなくなり
反対に自ら進んで休み時間にやるようになり、自分でいうのもなんですが
未経験者の中では上手な部類に入るようになりました

こういったボディーランゲージの効果は子供の頃に大きく効果がでると思います。
それは脳へ変化への対応が強く、影響されやすいとういことだと思います。
子供は飲み込みが早いというのはそういった部分が多少なりともあるのでしょう。
ボディーランゲージにより自分がその立場にいるフリをするということは
つまるところのその環境に対応するための準備みたいなものですね

2013年6月11日火曜日

優れたリーダーはどうやって行動を促すかの英文日本語訳と感想

サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか
http://www.ted.com/talks/angela_lee_duckworth_the_key_to_success_grit.html

TEDの英文日本語訳資料
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/how_great_leaders_inspire_action

優れたリーダーはどうやって行動を促すか

【キーワード抜粋】
・飛び抜けたリーダーや 飛び抜けた組織は、考え行動し伝える時に中から外へと向かいます
・人は「何を」ではなく「なぜ」に動かされる
・自分の信じることを信じる人と ビジネスするのを 目標とすべき
・単に仕事を求めている人を 雇うのではなく  自分の信念を信じてくれる人を雇うことを目指すべき
・あなたの信念を信じてくれる人を雇えば その人は血と汗と涙を流して働く
・人は自らの信じることを 示すために行動します
・リーダーと 導く人は違う
・リーダーは 権威や権力の座にある人、も導く人は 皆を動かす
・導く人に従うのは 彼らのためでなく 自分自身のため
・「なぜ」から始める人が 周りの人を動かし さらに周りを動かす人を見出せる 力を持つ

【感想】
リーダーが組織のメンバーに行動させるには?
権力を使い強制的に行動させるか、自ら行動を起こすように奮起させるか?
その力の元は前者はお金で、後者はその人のやる気
お金の強制力は、単純な作業には有効的、しかし視野が狭くなる
その人のやる気が原動力の場合、創造的な作業に有効的に働く
内容が創造的で扱いづらいもほど、その人のやる気をあげてやらないと行動を起こしてくれない

信念が同じであれば自らリーダーに協力する。それは自分の為でもあるから
しかし、現代社会において組織は必ずしも同じ信念を持つリーダーやメンバーに巡り合わない
ここが組織が機能しない一つの問題点だと思う
組織は実際に中に入ってみないとリーダーの信念を理解することはできない
もし入ったとしてもお互いの信念を理解を不要とするシステムかもしれない
ネットが普及し自ら発信できる機会が増えたとはいえ
まだまだリーダーとそのメンバーが同じ信念の元に
有効的な組織を作ることは奇跡的な巡り合わせだと思う
しかし、今後、組織の中の信念の重要性を重視する傾向になり
多くの組織が成功することを望む

2013年6月6日木曜日

成功のカギは、やり抜く力の英文日本語訳と感想

アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」

http://www.ted.com/talks/angela_lee_duckworth_the_key_to_success_grit.html

TEDの英文日本語訳資料https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/the_key_to_success_grit

【キーワード抜粋】
・IQだけが 優等生と 劣等生の違いではない
・学習能力には動機付け 心理学の視点からの理解が必要
・成功する人の特徴はやり抜く力がある人
・やり抜く力とは 超長期目標に向けた 情熱や忍耐力で スタミナがあること
・才能とやり抜く力は違う
・やり抜く力を育てるのに 一番よいのは「成長思考」
・成功思考とは、学習する能力は固定しておらず 努力によって変えられる と信じること
・失敗し続けてもいつか必ず成功するという信念を持つ

【感想】
やり抜く力が成功のために重要であるというのは理解できる。
継続することで知識やスキルが身についていくので
最初は遠く感じたゴールも成長するにつれて現実味を帯びてきて
モチベーションの向上、さらなるスキルアップへの意欲などが生まれてくるので
成功への良いサイクルができるのでしょう。

しかし、少し疑問に感じるのは、やり抜く力が情熱や忍耐力であるのなら
ゴールへ到達するための必要な要素の一つでしかないとも思う。
言い換えれば、才能、やり抜く力をお互い作用するもので
才能とやり抜く力の両方あるほうがゴールをたどり着きやすく

才能があると、やり抜くためのスタミナの消費が少なく
元の力が最初から備わっていれば、有利な状況で物事を進めることができ
多少の障害も比較的、楽に乗り越えられる。
せこいまとめ方をすると、成功とは総合的な才能の結果ということかな

2013年6月4日火曜日

このサイトについて

このサイトはTED http://www.ted.com/
を使って英語を勉強、習得していくブログです。
また、TEDでは各分野の第一人者がプレゼンしており、それを見て多くの考えを知り
その感想も書いていきたいと思います。